最近、久しぶりにモータースポーツをまた、見に行くようになり、ふと思ったことがある。
チケット代の多寡についてである。
国内のモータースポーツは、人気のスーパーGTでも前売り観戦券が3000円程度。2輪はと言えば、全日本ロードレースもほぼ同じくらい。
先日開催された、世界選手権、MotoGPでは、それが9000円程度になる。
今週末に鈴鹿でおこなわれる、F1でも自由席は9000円だそうである。
だが、ちょっと待って欲しい。もてぎでおこなわれたMotoGPでは、自由席エリアも結構あったが、鈴鹿のF1に関しては逆バンクの土手と延々と歩いていかないとたどり着けないスプーンカーブにしかない。それ以外はすべて指定席で、一番安い裏ストレートですら、2万円もするらしい。最終コーナーから2コーナーまでは3万円以上する。
これをどう受け止めるか?
たとえば、格闘技のチケットなどもリングサイドなどはかなり高いはずだ。
大昔になるが、アントニオ猪木vs.モハメド・アリの異種格闘技のリングサイド席が10万円するという話を聞いて子供心に驚いた記憶がある。
まだ10万円の価値観すらよくわかっていなかった子供にとってもインパクトのある値段だった。
F1同様もしくはそれ以上にヨーロッパで人気のあるサッカーなどもチケットは高いようだが、ある程度会場に大きさによって集客数が制約を受ける競技と比べて、何万人単位での集客が見込めるサーキットイベントではかなり状況が違うはずだ。(もっとも球技場もけっこうな人数が収容可能ではあるが。)
そう考えると、F1は高すぎる気がする。
ただし、これは日本に限ったことではない。おそらくFIMなのかどこなのかはわからないが、F1の運営組織がサーキットから、相当なミカジメ料?を取って居るんだろう。放映権もおそらくサッカーのワールドカップのようにべらぼうに高いに違いない。
それでもあれだけの集客力を誇るイベントだからこそ、各国ともに興業として成立しているということか。
あれだけの集客力と高いチケット代を土台にして居るからこそ、あのパドックの華やか、かつ、豪華絢爛な雰囲気が演出できているのだろう。
う~ん、難しい。あこがれの対象とするために、非日常感をだし、豪華な演出は必要だし、そのために、資金が必要。従って、すべてにおいて巨額のお金が動くことになる。う~ん、玉子と鶏か・・・
すべては、楽しみを享受する対価として、お客が納得していればバランスがとれると言うことになるのだが。
個人的には興業としてのF1にはあまり興味はない。技術的には興味津々だが、レースの行方などは、言葉は悪いがどうでも良い。
昔、スパ・フランコルシャンで見たことがあるが、場所があまりいいところでなかったこともあり、退屈して居眠りしてしまったことがある。気づいたときにはゴールしていた・・・・(^_^;)
ま、いずれにしてもσ(^_^;がごちゃごちゃイチャモンをつけることではないが・・・・