3連戦とチャンピオンシップ | 木馬の四方山ばなし

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2輪ロードレースの最高峰、MotoGPが現在、3連戦中である。


昨日のマレーシアGP(セパン)から、今週末のオーストラリアGP(フィリップアイランド)、そしてそのまた翌週の日本GP(もてぎ)と3連戦となっている。シーズン終盤に来ての大きな山場である。


ここ数年のV・ロッシ(ヤマハ)のひとり勝ちだった状況と今年は少し違う。まずは、ドゥカティにのるL・カピロシが結構速い。BSタイヤの開発が進んだのも理由のひとつだろう。そして、ホンダに乗る若手、N・ヘイデンとD・ペドロサが頭角を現してきている。


現時点、ヘイデンはポイントリーダーである。しかし、ロッシが昨日の勝利に続き、オーストラリア、日本で勢いに乗ってしまうとかなり厳しい。


かつてはアプリリアの秘蔵っ子と言われ、たしか16か17でWGPにデビューし、125ccから順繰りにチャンピオン街道を突き進んできたロッシ。デビューが早かったのでまだ、年齢的にはまだ若いがそれでももう十分ベテランである。実力的にはまぎれもなく、超一流である。


2輪レースにおいて、バーンアウトを始めたのはσ(^_^;が知る限り、彼が最初である。

バーンアウトさせながら、マシンを降りて片手でアクセルを保持しながら、左手で観客に手を振る姿に驚いたものである。並はずれたバランス感覚である。もっともはじめの頃は、ちょっと行き過ぎたパフォーマンスが多く、ちょっと・・・・とも思っていたが。


今年は、個人的には今年からMotoGPクラスにステップアップしたペドロサに注目している。小排気量のクラスで十分な実力を証明してきた若手である。ニューフェイスの活躍がないとどうしても活気が続かないのはレース界でも同じである。


小排気量で活躍した後、大排気量クラスにステップアップしてきた場合、大体成績は、両極端になる。
近年の成功例の最たるものはロッシ。少し時間はかかったが500ccクラスでチャンピオンに輝いたA・クリビエも成功例に入れて良いだろう。志半ばで逝ってしまったが、加藤大二郎も間違いなく、そのひとり。

特にロッシと大二郎は、「天才」と呼ばれるにふさわしいライダーである。


昨日のモンツァでのF1のあとで、M・シューマッハが今期限りの引退を表明した。

σ(^_^;が2輪のレースにどっぷり浸かっていた頃、まだデビューしたての小僧だったシューマッハ。いまや超一流どころか、皇帝(カイザー)と讃えられている。ひとりの天才がそのキャリアに幕を引こうとしている。


当時の2輪レース界は、既にキング・ケニーやファスト・フレディはリタイヤしたあとだったが、W・レイニー、K・シュワンツ、E・ローソン、W・ガードナー、M・ドゥーハンなど魅力あふれるライディングをするスターライダーがたくさん居て、毎レース、実に楽しみだった。日本人だって、清水、伊藤真一、芳賀ノリ、坂田、ノビー上田、若井、岡田忠之、原田哲也・・・・・・、世界に出ていったライダーは数多くいた。


それに引き替え、日本国内の現在の2輪レース界はどうなんだろう。高橋裕紀やその弟など、若手もそれなりには育っている。しかし、バイクブームが去ってだいぶ経つ事もあり、若手同士の熾烈な争いを勝ち抜いてきたたくましさよりは、恵まれた環境で純粋培養されてきたエリートという印象が拭いきれない。


先日、10数年ぶりに菅生の全日本ロードレースに行ってきた。
観客の動員数は寂しい限りである。これではろくにスポンサーも付かないだろう。各チームの運営状況が心配だ。あるプライベーターなどはボロボロに塗装がはげたホイールを大事に使っていた。
これはこれで参加型のイベントしては良いのかも知れないが、トップクラスのカテゴリだけでももう少し華やかさを増して欲しいものである。


但し、ひとつだけ不思議な事がある。有力なチームでさえ、運営は苦しいであろう状況にもかかわらず、いわゆるキャンギャルの人数がかなり多いのである。有力なチームはもちろんだが、なんて事のない弱小チームでさえ、ちゃんと傘持ちのオネーサンが居るのである

う~ん、どうなって居るんだろう????
彼女たちがノーギャラでやっているとは思えないし、かといってスポンサーがそんなに資金を投入しているとも思えないし・・・。

たしかに今の全日本レベルならスポンサーフィーが少なくてもメインスポンサーになれるはず。もしかすると販促イベントのためのオネーサンを兼任させて傘持ちでなんてのも実はあるのかも知れない・・・・

まあ、理由はともかく、4輪レースと比べてゆったりとピットウォークが出来るのは、有り難い限りではある。(笑)


で、σ(^_^;に出来る事と言えば、機会あるごとにバイクの楽しさをいろいろな形で伝えて行くことくらいだろう!