前ピンが気になる。 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

前にも書いたが、広角レンズは難しい。


風景であっても広角になったとたん、どんな絵作りをすればいいのか解らなくなる。


中望遠であれば、主題に寄って強調すれば、なんとなく構図は出来るが、広角ではいろんなものが写り込むのでどのように構成すれば良いのか、いつも悩んでしまう。
強いて言えば、主題に思い切り近づき、遠近感を誇張して背景を写し込むくらいか・・・。何となくワンパターンなんだよなぁ~


ポートレイトでも同じである。

モデルさんが可愛ければ、とりあえず、顔をクローズアップして表情だけを追えば、それなりの写真は撮れてしまう。しかし、ワイドを使って全身のカットを撮るとなるとそうはいかない。
まして、背景まで移し込むようなカットはまだ、σ(^_^;には難しい・・・。


先日、日経エンターテイメントが発刊したムックで、「NEXT GIRLS」(http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/next/d/ )という本を買ってみた。

いや、表紙の女の子が可愛かったから買った訳ではない。


ネット上の広告?写真を見ると背景まで写し込んだカットが多いので、広角系での構図の参考にしたいと思っての事である。

確かにその意味では参考になった。しかし、見ていてかなり気になる事がひとつある。

いくら写真集ではなく、ムック(なんでも、ブレイクしそうな子を先取りした特集だと、どこかに書いてあった。)とは言え、ピントが甘いカットがかなりあるのである。 ほとんどが前ピンである。


中には見開きの両側に似たようなカットを配置して片側を明らかに意図的にピントを外したものを掲載してあったりするので、意図的なものがあるのかも知れないが、見ていて、「なんじゃこりゃ? これ、撮ったのプロだよね???」と言いたくなるカットがかなりあった。

撮影者の意図を是非、確認したいものである。


今まではあまり写真集は買った事はなかったが、水谷章人、坪内隆直、丹治敏明は買ってみた。それぞれ、スキー、バイク、風景 である。

いざ自分が同じシチュエーションで撮る事を想像しながらながめるといろいろ、勉強になる。

その意味ではこの本も参考にはなったが、前述のように素直に作品に入り込めないのである。どうにもピントが・・・・


ワイドで切り取った絵ではないが、この本の中での一番のお気に入りはP79のカットである。これは是非、まねしてみたい・・・


いや、くどいようだが、表紙の女の子が可愛かったから、買った訳ではない。


どうにも前ピンの写真が多くて、意図的な演出だとしても真意がわからないし、意図的でないとしたら、プロの仕事とは思えない。

僕は当然、アマチュア、それも素人丸出しだが、こだわりを持って撮影していきたいものである。だって、趣味なんだから、尚更、自分が納得して満足するようにしたいのである。


いや、だから、表紙の女の子が可愛かったから、買った訳ではないってば。(爆)