第10旅第3章:高野山駅~極楽橋駅 | もこ太郎の平成阿房列車

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南海高野線は、難波~極楽橋を結ぶ路線であり、特に橋本~極楽橋間は、非常に険しい山岳の道筋を通らなければならない。
しかし無情にも、その苦労だけでは高野山にたどり着くことはできない。
極楽橋から、南海鋼索線、つまりケーブルカー路線に乗り換える必要があるのだ。



ケーブルカーで、極楽橋駅から330mの高低差を登りきったところで、難波から高野山までの鉄路は完結となる。


極楽橋駅にて、「こうや」からケーブルカーに乗り換える。
この駅では、私を含む「こうや」の乗客ほぼ全員がケーブルカーに乗り換えたと思われる。
車内のシートは瞬く間に全て埋まってしまった。



程なくして、ケーブルカーは出発。
最大約55パーセントの勾配を登り、5分ほどで高野山駅に到着した。



標高867mに位置する駅とあって、さすがに空気が冷たい。
難波から1時間半で別世界にたどり着いてしまった。

木造2階建ての駅舎は立派な佇まいを見せる。
ケーブルカーの駅として見れば、少々大袈裟な感じはするが、一大観光地の高野山の最寄駅として捉えると、これが妥当なのかもしれない。

駅前はバスターミナルとなっており、バスが整然と並べられている。
ここから高野山の中心部に向かうには、さらにバスを利用しなければならない。



ケーブルカーの乗客は、私以外は皆バスに乗り込み、それぞれの目的地に散らばっていった。
駅前にはバスターミナル以外、特筆するものは何もなく、一人駅に残った私は、色付きはじめた紅葉をしばし鑑賞した後、ケーブルカーで極楽橋にとんぼ返りする。

帰りのケーブルカーの車内は、行きとは異なり閑散としていた。
午前9時台で下山する者など、普通の観光客ではありえない事だろう。



極楽橋駅に戻り、改札口を抜けて駅の外に出てみた。



高野山駅とは全く違うイメージの、品疎な感じの出入り口。
まるでどこかの家の勝手口のような感じだ。
その割には、自動改札になっており駅員も常駐しているようだ。

駅は山奥に位置し、駅周辺に民家は見当たらない。
駅に通じる道も細く、舗装も十分でない。
この駅は、専らケーブルカーの乗り換えの為に利用されているのであろう。



この駅は、秘境駅ランキングにはランクインしていないが、十分に秘境感を味わえることができる駅だ。
駅のすぐそばには、駅名の由来となった極楽橋がひっそり佇んでいた。



どうでもよい事だが、この月は、江ノ電の「極楽寺 」駅、極楽橋駅と、『極楽』が付く駅2つに降りることができた。
あとは明智鉄道の「極楽」駅に下車できれば、日本の『極楽』が付く駅全てに下車したことになる。

駅に戻り、次の目的地までの切符を購入する。
自動券売機が無いので、窓口で切符を購入する事になる。
ホームには、橋本行き各駅停車の列車が出発を待っていた。





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