第9旅第12章:撮り鉄でない私をこだわらせた駅 | もこ太郎の平成阿房列車

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過去の記事を通してお読み頂ければ一目瞭然の事であるが、私の『鉄道趣味の分野』は「鉄道旅行(乗り鉄)」であり「途中下車/駅研究(降り鉄/駅鉄)」である。

「時刻表鉄」にも在籍することができると思う。


逆に「鉄道写真(撮り鉄)」は専門外である。

自分が撮り鉄になれない理由については過去の記事 に記載した通りであるが、要は「撮る」より「乗る」方が楽しいのである。

「撮る」為の時間を割くくらいならば、「乗る」為に時間を費やしたい。


一眼レフのデジカメは所有しているが鉄道の為に購入したものではなく(何の為に買ったのかはこちら を参照)、撮り鉄の神器となる三脚などは所有していない。

今まで撮影してきた写真も、旅の記録を残す目的で撮ったものが殆どであり、列車を主役とした撮影は行っていないつもりである。

たまに列車を撮影した写真があったとしてもそれは、たまたま通りすがった列車をカメラに収めた、いわば「スナップ写真」的な位置づけにあたると思っている。



この江ノ電は、そんな私を俄(にわか)撮り鉄にせしめようとしている。

これが江ノ電マジックなのか?





江ノ電の全線完乗並びに全駅乗下車を達成したのに、なぜか心残りを感じる。

鎌倉の大仏を参拝できなかった ということもあるが、どうやら最大の原因はそれではなさそうだ。


その心のもやもやをスッキリさせるべく、人のごった返す鎌倉駅 3番線ホームから、藤沢行き列車に乗り込む。


鎌倉から満員電車に揺られること18分。

進行方向左側に湘南の海岸が広がる。

そして、先ほど下車した駅に再びやってきた。



鎌倉高校前駅



私は先ほどこの駅に下車した時、有名な撮影スポットで海を背にした車両の写真を撮影した。

しかしその時は午前中であり、少し逆光ぎみの写真しか撮れなかった。


昼下がりの今は、きっと日光の方向が変わっているだろう。

今度こそ、先ほどと同じ場所で、先ほどに比べて少しはマシな写真を撮影してやる。

撮影の為に決まった場所に訪れる事など、鉄ヲタになって初めての出来事である。



下車して、早速撮影スポットまで移動する。




午前中とは光の射し方が全く異なる。

私の算段は当たっていた。

ここで、しばらく列車を待つことにする。


すると、この時間帯は丁度学生たちの下校時間と重なるようであった。

鎌倉高校から駅に向かう学生たちが大勢現れた。




これは少し計算外であった。

できれば人も車もおらず、列車だけが入った写真を撮りたかった。

しかしこの学生がいる風景こそが、この駅の持つ本来の風景なのであろう。


程なくして、列車がやって来た。

私はカメラを構える。

三脚も無いので、しっかり脇を締めることを心掛けながら。








張り切って撮影に挑んだが、結局何を撮りたいのかわからない写真になってしまった…

列車も、江ノ電の代名詞といえる、緑の車体の300系を撮りたかったのだが…

でも、文句を言ってもしょうがない。



私にとって鉄道写真とは、あくまで旅の記録でしかないのだから

と自分に言い聞かせつつ…








晩秋の昼下がり。徐々に日差しもかげってきた。

あとはもう帰宅するだけである。

しかしどういうルートで帰るかは全く考えていなかった。

行き当たりばったりで、藤沢行きの列車に乗り込む。



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