第9旅序章:いざ鎌倉 | もこ太郎の平成阿房列車

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生粋の「乗り鉄」がブログを書くとこうなる!!
私が行った鉄道の旅をレポートさせて頂いています!
私のブログをお読み頂いて、鉄道の旅に興味を持って頂けたら幸いです!

もし私が、鉄道に興味のない人からこう聞かれたとする。

「首都圏近郊で、乗るだけで楽しめる路線はどこか?」

私は迷わず答えるだろう、「江ノ島電鉄(えのしまでんてつ)」と。



鶴岡八幡宮、長谷寺、鎌倉大仏の高徳院、極楽寺等、古都を象徴する寺院群。

由比ヶ浜、七里ヶ浜、稲村ケ崎、そして江ノ島と、湘南の海を象徴する名勝群。

江ノ島電鉄線はこれらの著名な観光地を一通り舐めるように走る。

その為、近年は江ノ島電鉄線そのものが観光の対象として捉えられる事もしばしばである。



江ノ島電鉄線(以下「江ノ電」)は、起点の「藤沢」から終点の「鎌倉」まで全長10.0km、全線単線の電化路線。

駅数は起終点を含めて全15駅。
開業してから既に110年以上の歴史を持つ、由緒正しき路線である。


ローカル線というには、あまりにも有名になりすぎた路線だ。

その江ノ電の姿は書籍を始め、ドラマや映画、アニメなどでも簡単にお目にかかることができる。

前回の、同じ神奈川県内を走る鶴見線 も面白い路線だったが、知名度に関しては江ノ電の足元にも及ばないであろう。

鶴見線は鉄道ファンに人気の路線だ。

しかし江ノ電はそれに留まらず、旅行ファン、江ノ島ファン、鎌倉ファン、湘南ファン、サザンオールスターズファンといった人々からの人気も得ている路線だ。

江ノ電の魔術に掛かれば、鉄ヲタを毛嫌う人種でも、江ノ電の車両を見るとカメラを構えたくなる、「にわか」鉄ヲタになってしまうことであろう。



前置きが長くなってしまった。

今回阿房列車として運行されるのは、江ノ電である。

前回の鶴見線の記事で

「こんなに著名な存在の鶴見線を紹介するのは恐れ多い」

と記載した。

江ノ電はそれ以上に著名な路線。

紹介するのは恐れ多いどころか、こんな若輩鉄ヲタな私が紹介する資格があるのか?と怖気づいてしまう。

しかし江ノ電を乗らずして鉄ヲタは語れない。

それほど江ノ電とは、鉄ヲタにとって大きな存在であろう。

今回の旅の目的は全15駅の降り潰しである。

と共に、湘南の海岸を眺め、大仏を拝観し、江ノ電の名物を買って帰ろうと思う。



2011年11月13日


待ちに待った晴れの週末である。

延期に延期を重ねて、遂に今日の日を迎えた。

江ノ電を乗るのは、絶対に晴れの日と決めていたのである。


今回も前回と同様、熊谷で一旦下車し、「ホリデーパス」を購入。

熊谷から湘南新宿ラインに乗り、2時間余り掛けて一気に藤沢までやって来た。

藤沢から鎌倉方面に向かってみようと思う。




藤沢駅は、東海道本線、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄という3本の路線が乗り入れる大きな駅である。

小田急江ノ島線のホームは頭端式になっており、列車はここ藤沢駅でスイッチバックを行う。

これだけでも十分記事が書けそうだが、今回は小田急とは無縁の世界である。


ここで今回の旅の命となるフリー切符を購入する。
江ノ電には全線乗り放題切符「のりおりくん」(580円)というお得な切符が存在する。

しかし今回は、江ノ電と湘南モノレール、さらにその2線の起点となるJRの区間で乗り放題になる「鎌倉・江ノ島パス」(680円)を購入した。

「のりおりくん」に比べて100円追加されるだけなので、金銭的打撃は殆ど感じられない。

それどころか湘南モノレールも乗り放題となる為、さらにお得感が増してくる。




JRと小田急兼用の藤沢駅舎から外に出て、江ノ電のホームに向かう。




南口を出るとすぐ、視界に小田急百貨店の姿が見える。

その壁に、「江ノ電のりば」の案内が掲載されている。





私は案内に沿って進む事にする。



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