2024年6月26日(水)浜離宮朝日ホール
グバイドゥーリナ:シャコンヌ(1962) 《牛田》
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110 《ひばり》
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57 《ひばり&牛田》
ひばり弦楽四重奏団:漆原啓子(ヴァイオリン)、漆原朝子(ヴァイオリン)、大島亮(ヴィオラ)、辻本玲(チェロ)
牛田智大(ピアノ)
アンコール曲
ボロディン:ピアノ五重奏曲より第二楽章
昨日はもともとオペラシティで東フィルのトゥーランガリラを予定していたが、この演奏会のチラシをどこぞでもらい、こちらに参戦することにした(東フィルは人に譲った)。
年に何回ピアノ五重奏聞いてんだよと思うが、ショスタコ好きとしては堪らないプログラムだ。
トゥーランガリラのほうが聞く機会が少ないと思うが……笑
東フィルも盛況だったようだが、こちらも盛況だった。
さて、ピアノは牛田くん。神童のイメージがいまだに強い。まだ24歳。
5年前に井上さんと読響とでプロコの3番をやり、ミスだらけで全然よくなかった。
昨日のグバイドゥーリナは、牛田くんのイメージを覆す爆演で驚いたがいい演奏だったわけではない。悪くもないが。
ピアノ五重奏曲も、第3楽章を強打しすぎておかしかった。
第5楽章は控えめな音でよかった。ゆったり聞かせるような曲が得意なのかも。
さて、8番、この曲どうしたって興奮する。
クラシックが苦手な人にこそ聞いてほしい。こんな激しい曲があるのかとびっくりするだろう。
昨日の演奏もスリリングでたまらなかったが、欲を言えばもっとスピードアップしていい。
もうゾクゾクするような、手に汗握るようなスピード感が欲しかった。
あと若干第1ヴィオリンが出だしが遅れてがちな気がする。
それぞれ各人の音色は美しい。
ピアノ五重奏曲も第3楽章より第5楽章の方がよかった。
ゲストの牛田さんといい、このカルテットといいちょっと上品だったかな。
でも、楽しかったです。