クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2026年10月21日(水)サントリーホール

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調WAB108(1887年第1稿・ノヴァーク版)


指揮/マルク・ミンコフスキ



え〜これブルックナー!?

というのが感想。

速い!疾走してるw

第1楽章は、さすがの都響も「マジでやってる?」と思ってしまった。

 

今日は第1稿・ノヴァーク版というのを第1楽章演奏中に知った。

これはおかしいぞ?と思い、演奏中に冊子を見て納得。聞き慣れないわけだ。

第1稿・ノヴァーク版はおそらく初。

 

第3楽章だけゆったりしてたがあとは高速だった。

なんだか演奏もバラバラだったシーンも多く。演奏者も客も慣れぬブル8に違和感全開だった感じがある。

 

ミンコフスキは体調が悪いのか指揮台には椅子。

入場もオケのみんなと一緒に。太り過ぎかな。

前にブル5をやったときも(都響)、「テンポも早く、ブルックナーの尊さ、繊細さをあまり感じない」と書いていたので今回も同様か。次回からミンコフスキのブルックナーは遠慮してもいいかな。

とはいえ今日は定期だから仕方あるまい。

 

知ってる曲なのに聞き慣れないしテンポが早く納得できぬ演奏ということもあるのか、居眠りが結構いて第4楽章では大いびきをかいている人がいた。近隣の席の方が注意してくださりよかったが、あれはひどすぎる。

しかし聞き慣れない版なのに情緒がないと、聞いてる方は結構しんどいと思ったのは事実。

 

 



 

2026年10月20日(火)東京芸術劇場コンサートホール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 二短調 op.47

【アンコール】

エルガー:エニグマ変奏曲op.36よりニムロッド

ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
若林 顕(ピアノ)
サンクト・ペテルブルク フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

 

 

 

2020年に予定していた演奏会がコロナで中止となり、2022年から始まった戦争によりロシアオケが姿を消して久しい。

今回は実に8年ぶり!おかえりと言いたい。

6月のマツーエフといい、嬉しい限りだ。

 

サンクトフィルはテミルカーノフ時代にも何度か聞いた。

イワン雷帝も聞いた。イワン雷帝はテミルカーノフが体調が悪いとかで当時副指揮者だったアレクセーエフが代打で振った。

テミルカーノフも3年前に亡くなってしまった。

 

久々のロシアオケで興奮したが芸劇がNHKホール並の音響で泣く。自分の安席のせいもあるだろう。

しかし、やはりロシアオケの音は強くて重い。あの重さはなんなんでしょうねぇ。これが日本のオケと全く違うところだ。

 

騎士のようなコンマスも健在。なんだかとても嬉しくなった。

フルートの女性がモデルなみの美女だった。ちなみにマリ管のフルート女性も爆美女。

 

若林さんは61であれだけ弾ければバケモノだろう。

音色もとてもよかった。

オケの重低音も堪らず。

 

タコ5はこれぞロシアオケという音色。私の安席でもかなり大きな迫力のある音が響いた。

はじめホルンの調子が悪いか?と思ったが持ち直した。

第3楽章の弦が白眉。美しい。。。

第4楽章ラストの「ララララ・・」の音色が軍隊並みに一糸乱れず。

 

全体的にスピード感こそないものの、久々にどっしりとした重めのロシア音を受け満足。

本場ロシアオケって意外と疾走感とかなく、どっしりなんだよな。

 

アンコールは毎度お馴染みのニムロッド。サンクトフィルといえばニムロッド。

今回は別格に美しかったように思う。

指揮者が変わってもアンコールは変わらない。

テミルカーノフへの追悼の意味もあるようだ。

 

さあ、あとはマリ管・ゲルギエフ。

私はずっと待っている・・・!

 

 

10月18日(日)NHKホール

ブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調


指揮:マティアス・バーメルト

(ヘルベルト・ブロムシュテットから交代)

 

 

 

う〜ん、全然よくなかった。

本当にN響〜?って感じ。

NHKホールが悪いのか、私が疲れているのか、気が散ってしまったのかわからないが、何の感動も覚えなかった。

終演後はフラブラでイマイチに拍車がかかる。

あと長谷川さんがちょっと調子悪かったな。珍しく。

しかしブラボーの嵐だったので、私が集中できなかったのかなぁ。。。

いや〜ブルックナーで集中できないなんてことないと思うけど。。

 

最近は都響の音が好き。

都響は「今日はイマイチ」というのがない。いつも感動する。

 

今日のNはハズレだな〜

10月16日[金]東京オペラシティ コンサートホール

 

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲*
ベートーヴェン/交響曲第7番

【アンコール】

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番よりⅢサラバンド

 

指揮:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)
ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ*

 

 

 

ヴェンゲーロフ狙いで参戦。

ゲルギエフのパトロンであったチェスキーナ洋子さんはヴェンゲーロフにも肩入れしており、彼が20代の頃にストラディヴァリウス「クロイツェル」を当時150万ドルでオークションにて落札し、プレゼントした。

洋子さんご本人の書かれた「ヴェネツィア 私のシンデレラ物語」に書いてある。

 

 

この本を読んでから、いつか聞いてみたいと思ってようやく叶った。

昨日の楽器が「クロイツェル」だったのだろうか、素晴らしい音色だったのでそうだと思う。

 

当然技巧は素晴らしいが若干、指の運びがコンマ何秒か遅いかもと感じることが何度かあった。

しかし、堂々たる演奏、音色は極上。

いいものを聞かせてもらった。

 

後半のベト、前半ともにミョンフンは暗譜。

ベトは楽しかったが、少し大雑把な演奏に感じた。

もうちょい繊細な部分があってもいい気もしたが、客がみな大満足そうなのでそんなもんなんだろう。

会場は大盛り上がり。前も思ったがチョン・ミョンフンにはかなりコアなファンがいるようだ。

 

 

 

2026年10月15日(木)すみだトリフォニーホール 小ホール

 

ドビュッシー/チェロ・ソナタ
プーランク/チェロ・ソナタ

ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 より 第24番 ニ短調(ピアノソロ)
プロコフィエフ/チェロ・ソナタ

【アンコール】

ドビュッシー/美しい夕暮れ


伊東裕[チェロ]
秋元孝介[ピアノ]

 

 

 

このリサイタルの情報を知ったのが発売日前ではなかったので席がだいぶ後ろになってしまったが、チェロの音色が考えられないほど美しかった。相当な楽器を使用しているのだろう。すみトリ小が響きやすい大きさのホールで心地よいこともあるが、この音色は誰がどう聞いても別格だ。

 

プーランクで居眠りしてしまったがドビュ、メインのプロコともに最高に素晴らしかった。

おそらく売り切れかな?ほぼ満席だったと思う。

ピアノソロのショスタコも若干のミスタッチがあったが、解釈・音色ともによかった。

 

伊東さんは普段ドイツロマン派が好きなので、普段あまりやらない演目を本日やってみたとのこと。

プロコはお初だったらしい。お初の割にずいぶんといい演奏だったと思う。

葵トリオ、ずっと聞きたいと思っていたがなぜか食指が動かないのはロマン派ばかりだったからか。

私はショスタコ・プロコと激しいロシア好みだから、演目だけ見てパスしていたわけだ。

しかし今回のプログラムのように、普段と違うものをやれば私のような普段と違う客がつく。ぜひ今後もロシアものをお願いしたい。

 

それにしても伊東さんの音色の極上さには痺れた。

繰り返すが、とんでもない楽器なのだと思う。あの響きはストラドではないと思う。

 

 

 

 

2026年10月11日(日) 

 

J. S. バッハ/齋藤秀雄編曲:シャコンヌ
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op. 93

 

指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
東京交響楽団

 

 

 

午前中、息子の学校が文化祭だったのでまずそちらへ。

150名を超える吹奏楽部の音色はめちゃくちゃ迫力があり、演奏もうまいしで感激。昨年この文化祭の演奏を聴いてこの学校にいきたいと思ったのを思い出した。

チューバ9名、トロンボーン17名、トランペットも20名くらいいるだろうな。それだけでもすごい迫力。これにシモンボリバリのような、のだめのような派手な振り付けもあるしで、大盛り上がり。毎回泣いちゃうんだよな〜

 

午後は急いでサントリーへ向かったが、まさかの休憩なし。危ない危ない。。前半はシャコンヌだから遅刻してもまあいいかと思っていたが、遅刻していたら中に入れなかったかも。

 

ヴィオッティは東響の音楽監督に就任してお初にお目にかかる。

2019年に東響でヴェルレクを聞いたようだ。非の打ち所がなく、素晴らしかった!と書いてある。

まだ36歳か。若くていいな〜〜

 

シャコンヌのあと続けてタコ10なのはなぜだろう。

意図がよくわからなかったが、強い意志ががあるのだろう。

先述の通り午前中から動いていたのでその疲れでシャコンヌとタコ1楽章はうとうと。

第2楽章からはしっかり目覚めてバキバキに堪能させてもらった。

変にいじることもなく、キレのあるショスタコでまったく欠点がないように感じた。

第2楽章があまり間を開けずにスッと入ったのも好き。

 

この3日間、素晴らしい演奏に恵まれた!

今日のヴィオッティはもちろん、昨日のシティフィルと奥井紫麻ちゃんもよかったし、その前のノット都響のブル6も秀逸。

大満足の連休である。

ただ、今日は好きな席が売り切れで視覚が悪すぎる席だった。

 

ヴィオッティ、かなりいい予感しかしない。次プログラムも結構いいし東響は期待大だな。

 

 



 

2026年10月9日(金)サントリーホール

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB106(ノヴァーク版)

【ソリスト・アンコール】
ヘンデル=ケンプ編:メヌエット ト短調


指揮/ジョナサン・ノット 
ピアノ/アンヌ・ケフェレック

 

 

 

実は先週の池袋のチケットもとっていたが、外せない用ができてしまい行けなかった。

ノットが都響を。これは楽しみ。

コンマスは矢部さんだが隣に水谷さん。久々の再会だろうか?

 

前半のベトはアマデウスでモツのコンチェルトを弾いたというケフェレックが務めたが、とても素晴らしかった。粒だった音色は優しく、美しかった。

78歳とのことだったが、年齢を感じさせない音色だった。

都響はウィーン・フィルのような上品な音。伊東さんのソロもよき。

 

後半のブルはオケの音もぐんを大きく響き渡り重低音にアドレナリンが爆発。大興奮させていただきました。

それにしても相性ぴったりすぎないか?東響?くらいの阿吽の呼吸。過去に共演しているのだろうか?水谷さん効果かな?

しかし都響はそういうシーンが多いからな。優秀なオケなんだろう。

 

なんだかんだやぱり6番が1番好きかもな〜

大好きな第4楽章も良すぎた〜〜

文句なし。素晴らしい!!!

このまま都響の指揮者になっちゃえ!というくらいよかった。

ソロカテあり。そらそうだ。

 

ところで来季のプログラムはイマイチだった。

でも席が自分にとってとても好きな席なので継続しようと思う。

N響のプログラムはかなりよかった。

 

 

 

 

 

 

2026.10.10(土)東京オペラシティ コンサートホール

【武満徹没後30年】
武満徹/夢の時
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

【アンコール】

ラフマニノフ/10の前奏曲 作品23より第4曲アンダンテ・カンタービレ

 

指揮:高関 健(常任指揮者)
ピアノ:奥井紫麻

 

 

昨日の都響の感想がまだだが、記憶の新しいこちらを先に。

 

目当てはもちろん奥井紫麻ちゃんのプロコ。

すんばらしかった!

奥井紫麻ちゃんとか松田華音とか本場ロシア仕込みの音はすこぶるよい。音色が日本人じゃないんだよな。

しかも奥井紫麻ちゃんはまだ22歳。あっぱれな演奏である。

若干のミスタッチはあったが、全然許容範囲。曲の解釈や技術は眼を見張るものがあった。

 

この曲、そうそう誰もが思うがままに弾くことはできない。

私の好きなマツーエフ、アヴドゥライモフ、カヴリリュクといったヴィルトゥオーゾのみがこの超絶技巧を打破できるイメージだ。

これまでもひどい演奏も何度か聴いてきた。

しかし、紫麻ちゃん素晴らしい!理想の演奏だった。22歳でこれはすごいなぁ〜

とんでもない指捌きだったと思うが(自席からは見えず)、しっかりと1音1音響き、すごい迫力だった。

今後何度も聴いていきたい。

アンコールのラフマニノフも大変美しかった。

 

 

後半展覧会。

こちらもとてもよかった!

久々に聞いたがこの曲は謎に私は感動するんだよな。少しうるっとしてしまった。

ただ、キエフの大門は意外とあっさりした印象だった。もっとたっぷり間合いを取ってじわじわやってもよかったのではとも思う。

 

 

 

 

 

2026年10月05日(月)TOPPANホール

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78《雨の歌》
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108

【アンコール】

エルガー:愛の挨拶 Op.12
クライスラー:愛の悲しみ
パラディス:シチリアーノ

 

ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
ギヨーム・ベロン(ピアノ)

 

 

 

素晴らしかった、生きててよかった!
ルノー・カプソンは何度も聞いていると思ったが意外に3回目だった。

今回ALLブラームスかぁ〜と思ったが行ってよかった。

 

グァルネリの音色が最高。

自分の中の勝手な思い込みで一般的にはどう比較されているか知らないが、ストラディバリウスが極上の高音だとしたら、グァルネリは野太い低音に色気と魅力を感じる。

カプソンの深みのある落ち着いた音色が非常に心地よかった。

 

ピアノのベロンも相性バッチリで演奏に集中できた。

 

アンコールは誰もが知る名曲を3曲。

下手な感想は不要。ただただ美しく素晴らしかった。

現代のヴァイオリニストでトップの座だろうと思う。

 

どうでもいいが、ちょっと前にやっていた浜ちゃんの格付けTVのストラドと学生楽器の聴き比べは、今回もBを聴く前にAが正解とすぐわかり、合っていたので嬉しかったw

このパターンは結構多く、比較せずともBを聴かずともAがストラドだというのは簡単にわかる。

これだけ生演奏を聴いていたら、そりゃそうか。

 

 

 

 

 

2026年9月26日(土)NHKホール

― N響100年特別企画 ベートーヴェン交響曲全曲演奏1 ―
ベートーヴェン/交響曲 第1番 ハ長調 作品21
ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」


指揮 : ファビオ・ルイージ

 

 

 

ベトはあまり得意ではないが、いまの定期の席が気に入っているので更新。ベトと向き合うこととする。

 

前日の新日のブルが、なかなか大雑把な演奏だったこともあり、N響はうまいなぁ〜と改めて感心してしまった笑 

盾の線がきっちりあって、ルイージの思うがままの音に仕上がっている。さすが。

 

英雄ってこんなに長かったっけとは思った。

ベト1なんて実演は初めて聴いたかも。

ショスタコとかプロコといった激しめが好きな自分にとっては少々修行。

7番とか8番とかは心躍り楽しいので、年代ごとの移り変わりや比較などを楽しみたい。