クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2026年6月19日(金)サントリーホール

【アーティスト・イン・レジデンス就任記念】
シベリウス:組曲《恋人》op.14*
アンデシュ・ヒルボリ:バッハ・マテリア(2017)*[日本初演]
アンドレア・タッローディ:きりん座(2011)[日本初演]
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82

 

指揮&ヴァイオリン*/ペッカ・クーシスト

 

 

 

はじめに、コントラバス奏者の柴田乙雄さんが逝去されたとのことで、追悼としていわゆるバッハのG線上のアリアを演奏。その後黙祷した。

 

一旦はけて、2026年に都響アーティストインレジデンスに就任、2028年4月に首席指揮者に就任予定のペッカ・クーシストが登場。

この日、社内行事がありヘトヘトだった私は即寝。「恋人」は鳴った音の記憶がないほどw

次の曲の「バッハ・マテリア」は予習もせず挑んだがなかなか面白かった。これはもう一度聴いてみたいな。場内も拍手喝采でブラボーが飛び交う。

 

後半のきりん座もあまり記憶がなく。。

お待ちかねのシベ5は全然よくなかった。ただ、都響の弦の音色は抜群に美しかった。

管楽器が金も木もイマイチ。というかシベ5ってこんな曲だったっけ?と。なんか残念だったな。

 

まあ、とにかくずっと眠かったので、眠くなければもっと演奏を楽しめたのかもしれない。

「このあと演奏会行くの!!!?」と会社の人も驚くほど全員疲弊していたので。

 

2026年6月15日(月)サントリーホール
 

【演奏曲目】9曲
サティ:グノシエンヌ第1番
D.スカルラッティ:ソナタ へ短調 K.466 L.118
グラス:エチュード第6番
ショパン:12の練習曲 op.25より 第2番 ヘ短調
     ノクターン ハ短調 op.48-1
グバイドゥーリナ:シャコンヌ
ラフマニノフ:前奏曲集 op.23から 第5番 ト短調
       12のロマンスから なんという苦しみ op.21-12
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):劇付随音楽「夏の夜の夢」 op.61より スケルツォ
アデス:オペラ《パウダー・ハー・フェイス》による演奏会用パラフレーズ
ラヴェル:ラ・ヴァルス

【アンコール】15曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」から 第1楽章
サンカン:トッカータ
レクオーナ:スペイン組曲「アンダルシア」から 第6曲「マラゲーニャ」
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
メラルティン:バルカローレ op.59-1
シベリウス:13の小品 op.76から 第2番「エチュード」
マルケス:ダンソン 第2番
ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド
コズマ(ガーナ―編):枯葉
アロム:ディスプレイスド・エチュード
ブラームス:インテルメッツォ 嬰ハ短調 op.117-3
チャイコフスキー(S.フェインベルク編):交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」から 第3楽章スケルツォ
ショスタコーヴィチ(ユジャ・ワン編):弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110 から 第2楽章 アレグロ・モルト
シューベルト=リスト:糸を紡ぐグレートヒェン S.558-8
モーツァルト(ヴォロドス、サイ、ユジャ・ワン編):トルコ行進曲

 

 

 

ぶっちゃけ疲れた。

リサイタルは10年ぶり!コンチェルトだと6回聴いているので合わせて8回目のユジャか。意外と聴いてるなぁ。

やはり何の演目をやるのかわからない、いつが終わりなのかわからないというのは疲れるもんだ。会社帰りだったし、おとといのショスタコマラソン11時間レースの方が疲労度は少ないかな。

 

そういえば休憩もなかったので、途中リタイアする人がちらほら。トイレが我慢できなかったのだろう。また、会場が暑い。。クーラーガン冷えだとトイレが近くなるからなのか、ユジャが薄着だからなのか?

 

本チャンで弾いたのは9曲。現代曲も入り、相変わらず技巧は凄まじい。

強烈な曲だなと思ったのはグバイドゥーリナだった。めっちゃかっこいい。惚れぼれ。

ラストのラ・ヴァルスはとんでもなく美しく、とんでもなく難しそうだった。

 

事前情報でアンコールの方が長いと聞いていたし10年前も確か5曲くらいアンコールをやったような気がするので、心の準備はできている。

やるか、一旦下がるか、、、みたいな感じの迷いも何度かあり、その時の気分でipadから選んで演奏していた模様。

 

ユジャとかマツーエフはもちろん聴かせもするが、エンタメ受けするなと思う。映える超絶技巧を軽々と弾きこなし会場は拍手喝采。もうとんでもなく盛り上がる。見た目もインパクト大だから言うことなしなのだ。

 

アンコールではしっぽりと超絶技巧を織り交ぜて。

弱音はこの上なく美しく。コロコロと粒だった音色も一流だ。

アンコールに現代曲が多かったかな。

プロコの7番かトッカータが聴きたかったがなし。

その代わりショスタコのSQ8番ユジャ編!!これで私はショスタコの弦楽四重奏曲を3日連続で聴くこととなったw 

 

ラストは鉄板の子犬のワルツ。

 

とにかく強烈な演奏。こんな女性ピアニストは他にいない。まったくいない。唯一無二。そしてチャーミング。

本当はユジャのラフマ楽興の時とか聴きたいけれど。。。ショパンの3番とか聴いてみたいけどね。

 

彼女はブランディングが非常にうまくいったと思う。もちろん、ピアノの技術が大変に優れているという条件のもと。

星の数ほど演奏家がいるなか、いかに個性を出すかはとても大切な課題である。

何でも弾ける、すごくうまい、たくさん受賞している、ヴィルトゥオーソだけじゃ売れない。

技術+個性。

 

今日の行き当たりばったりのアンコール寄せ集め演奏会で色々考えたなぁ。「何を弾くかまだ決めてない」それも一瞬でSOLDOUTするわけだから。本人のブランディングでしかない。

 

何度でも足を運びたいピアニストである。

 

 

2026年6月13日(土)武蔵野市民文化会館 小ホール

ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲《全曲》

11:00 開演
弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 作品49 14分
弦楽四重奏曲第2番 イ長調 作品68 35分
 <35分間休憩>
12:30
弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 作品73 33分
 <55分間休憩>
14:00
弦楽四重奏曲第4番 ニ長調 作品83 22分
弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 作品92 32分
 <30分間休憩>
15:30
弦楽四重奏曲第6番 ト長調 作品101 25分
弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 作品108 12分
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110 20分
 <25分間休憩>
17:00
弦楽四重奏曲第9番 変ホ長調 作品117 25分
弦楽四重奏曲第10番 変イ長調 作品118 23分
 <35分間休憩>
18:30
弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品122 15分
弦楽四重奏曲第12番 変ニ長調 作品133 26分
 <40分間休憩>
20:00
弦楽四重奏曲第13番 変ロ短調 作品138 18分
弦楽四重奏曲第14番 嬰ヘ長調 作品142 25分
 <35分間休憩>
21:30
弦楽四重奏曲第15番 変ホ短調 作品144 35分

【アンコール】
弦楽四重奏曲第1番より第一楽章


22:15 終演


マルク・ダネル(ヴァイオリン)、ジル・ミレ(ヴァイオリン)、ヴラッド・ボグダナス(ヴィオラ)、ヨヴァン・マルコヴィッチ(チェロ)

 

 

 

体力がもつか不安だったショスタコマラソン。休憩もオペラばりに長く、どこでどう過ごせと?と思っていたが、会場には休憩室設置やランチマップなどの準備があり、意外に快適に過ごすことができた。

また、この長い休憩が功を奏したのかは知らないが、あまり疲れなかったし集中力が途切れることもなかった。

よくよく考えたら、9時に出社して18時退勤後に三鷹へ行って21時まで演奏会の方がよほど辛いだろう。

まあ大好きなショスタコだしな。演奏者は大変だろうが。

 

さて、ダネルSQの演奏会は過去2回行っており、1度目はブルーローズでプロコの2番、ヴァインベルクの6番、ショスタコのピアノ五重奏。2度目はサルビアホールでプロコの1番、シューベルト13と12、プロコの2番。二日連続で行った。

この時から演奏がとてもよく、1stのダネルさんの落ち着かない足については過去ブログにも書いている。

 

今回の演奏も大変に素晴らしく!!!まったく飽きずにかなり集中して聴けた。終演後はほぼ全員がスタオベ。会場が一つになった瞬間だった(笑)。

しかも11時間やった後にまさかのアンコールが。。。彼らもタフである。

 

1曲1曲の感想など書いていられないので総合的な話になるが、後半にかけて疲れが見えるわけでもなく最後まで全力だったし、ダネル氏の足の動きも最後まで変わらずだった。

とにかく魂がこもっている演奏だった。

本日のレミドシSQのブログでも書いたが、外国人の演奏というのはこうも違うかと見せつけられた。

日本人は美しく、うまくやろうとする。外国人は感情をむき出しにする。これがとてつもない迫力に繋がり、胸が締め付けられるような感動を生む。外国人の演奏は音も大きくキレがあり聞き応えがある。

 

自分の好きな演奏どころでいうと3番の第2楽章、5番の第1楽章、6番の第1楽章、10番の第2楽章などはかなりゾクゾクした。かっこよすぎる。いや、全曲が甲乙つけがたいほど演奏がよかった。

ショスタコの演目の中でも最も「静」を感じるラスト15番は文字通り神がかっていた。

 

家で聴いていると家族に「気が狂いそうだからやめてくれ」と言われてしまうショスタコだが、この武蔵野での11時間は存分に、しかも目の前で最高の演奏を堪能できて至福の時となった。これで4000円とは頭が下がる。12000円くらいとってもいいのではないか?

 

今回、改めてショスタコの素晴らしさを感じたし、ダネルSQの技術力と曲に対する理解力・表現力・真摯に向き合う誠実さを感じた。

 

「ショスタコ1日で全部聞く」企画は、今後あればまた必ず行こうと思う。

 

 

 

 

2026年6月14日(日)すみだトリフォニーホール 小ホール

ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲 全曲演奏プロジェクト 第4回

ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第10番 変イ長調 op. 118
弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op. 122
弦楽四重奏曲第12番 変ニ長調 op. 133

【アンコール】

組曲「馬あぶ」よりロマンス

弦楽四重奏曲第8番より第5楽章

■出演者
DSCH(レミドシ)弦楽四重奏団
(ヴァイオリン:崔文洙、ビルマン聡平 ヴィオラ:安達真理 チェロ:植木昭雄)

 

 

 

昨日、ダネルSQの11時間ショスタコマラソンを聞いたものだから、比較にちょうどいい。

二日連チャンのショスタコ。ダネルのブログはまだ書いていない。まずは記憶に新しいレミドシから。

 

昨日が強烈だったので、今日の演奏は少し物足りない。

とはいえ今日の方が疲れた。昨日はあまり疲れなかった。11時間なのにw

おそらく通路側だったからだろう。今日はど真ん中で両隣がいたので、それだけで疲れた。

 

本日の演奏を聴いて思ったのが、やはり日本人の演奏は迫力に欠けるということ。

とはいえ崔さんはだいぶ良い。他の3人はもっと鬼気迫る凄まじさが欲しいところ。

 

さらに12番の第2楽章は15番ばりに「静」で強さを出す難解な曲だと個人的に思っているが、静かであるがやさしい静けさとはまた違うので、ここもちょっと理想と違った。抽象的な表現で語彙力がなさすぎるがw

ラストは強い意志を感じる音色を見せつけ、終わりよければ全てよしといった感じかな。

 

海外の演奏はやはりいい。全然違う。

 

話は変わるが、一つ前のマツーエフブログでも書いた通り、2回目のマツーエフは時間を間違えて、結局拝めなかった。昼だったのに夜に行ってしまった。死ぬ。。。次はいつ来てくれることやら。

 

 

 

2026年06月02日(火)浜離宮朝日ホール

J.S.バッハ=ブゾーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調より 「シャコンヌ」
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第23番 へ短調 「熱情」 作品57
チャイコフスキー:瞑想曲 ニ長調 作品72-5
プロコフィエフ:ピアノソナタ 第8番 変ロ長調 作品84

【アンコール】

リャードフ:音楽の玉手箱

バッハ:パルティータ第2番BWV826よりカプリッチョ

ショパン:ワルツ7番 嬰ハ短調op.64-2

マツーエフによるインプロビゼーション(即興)〜グリーグ曲「ペールギュント」よりソルヴェイグの歌:山の魔王の宮殿にて

デニス・マツーエフ(ピアノ)

 

 

 

2020年ウィーンフィル以来、実に6年ぶりのマツーエフ。

ピアノリサイタルは9年ぶり。何気にリサイタルは2017年の武蔵野のみだった。

いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、

 

好きです

好きだなーーーーーー

 

マツーエフってもはやショーだなと思った。

全部個性的。全部マツーエフの音色だった。

客も久々の巨星を待ち望んでいたようで1曲1曲にブラボー。

はじめのバッハもマツーエフ節がすごかった。こんな大音量の爆シャコンヌ初めて聴いたわ。

 

熱情も力強くピアノがマツーエフ特性の大きな音が出るピアノ?と思うほど。

いやしかし、この迫力はたまらん。技巧もいつもながら素晴らしく、前半だけでもお腹いっぱいだ。

てか全然衰えないなぁ。彼ももう50だと思うが、あんなに指が動くものかね。

 

チャイコは非常に美しくしっとりだった。

間髪入れずにすぐにプロコ。

 

ラストのプロコ8番、第3楽章は完全に壊れ原型がない状態w

久々のマツーエフで感極まるどころかちょっと笑ってしまう。第3楽章はもうほぼめちゃくちゃで、最後は終演とともに鍵盤をこれでもかと強打し椅子から立ち上がるいつものスタイル。

今日の演奏でYouTubeにあがっているハッピーバースデーを思い出した。はじめは洒落たジャズ風にやるがそのうち狂ってきてもうめちゃくちゃになってほぼ破壊。今回もそんな感じだったかな。

アンコールのラストがちょうどそんな感じ。

 

山の魔王の宮殿は過去にも2回聴いているが、これはマツーエフ以外不可能な演奏。あの迫力はマツーエフだからこそ。

山の魔王後は会場からどよめきが。「すごかった〜」とあちこちで。

 

今回意外だったのがショパン。

昔ショパンなんか弾かねえよみたいな感じだったがやるんだなと。

美しかった。

 

あ〜〜久々にアドレナリンが全開になった。

好き嫌いはもちろん別れると思う。

毎回これだともちろん疲れるだろう。

だけど、ここまで人が笑顔になる演奏家っているだろうか。

猛烈に突進してくる闘牛のようだ。そして技巧は強烈。音も強烈。破壊力も強烈w

あの超絶技巧をあの音量でよく弾きこなすもんだ。

 

悩みもすべてぶっ飛ばしてくれるマツーエフ。

192センチの巨体の爆演は唯一無二。

明後日も行く。

 

そういえば、朝日ホール手前で服部百音とすれ違った。

魔女のようなするどい表情でガリガリ。足が小枝のようだった。色々なものと闘っているんだなと思った。

 

6/4追記
先ほど仕事帰りに朝日ホールに行ったら閉まっていた。はて?とチケットを見ると今日の公演は14時からだった。

前から2列目を取っていたのに!!!!!!!!!!!!!!!!!

死ぬぅううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 


 

2026年5月30日 (土) NHKホール

ヴァスクス/感謝の歌(2026)[NHK交響楽団、ラトビア国立交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、オーストラリア室内管弦楽団 共同委嘱作品/日本初演]
ショスタコーヴィチ/交響曲 第4番 ハ短調 作品43

指揮:アンドリス・ポーガ

 

 

 

お初な指揮者。

コンマスもお初。一瞬ゴーティエ・カプソンに見えた。全然違うけど。

 

前半は弦のみの曲。

キレイな曲だった。日本初演がNHKホールとはお気の毒。

サントリーなら全然違う響きだっただろう。

 

ショスタコはよくない。

疾走感0。だるくて面白みにかける演奏。これまで聴いた中でワースト1かも。

指揮者が想いを伝えられていないのか、長原さんだったらもっと面白い演奏になったのかわからんが、ただみんなで合わせて演奏してるだけという感じ。

個々のソロはもちろん素晴らしい。水谷さん特に。

 

さて明後日は6年ぶりのマツーエフ。コロナ禍のウィーン・フィル以来。

出てきただけで泣いちゃいそうだな。サイン会あるのかな。

5月28日(木)19時 サントリーホール 

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op. 30
(ピアノ: 藤田 真央)
ドビュッシー:交響詩「海」
ラヴェル:ラ・ヴァルス

【アンコール】

ラフマニノフ(藤田真央編曲):『ここはすばらしい場所』Op. 21-7(ピアノ・アンコール)
エルガー:エニグマ変奏曲より第9変奏「ニムロッド」

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮
ピアノ: 藤田 真央
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 

 

 

 

オケも指揮者も昨日がお初。

すごくよかった!

昨日の目当ては真央くんのラフマニノフだったが、全部よかった。

 

牧神は力の抜け感が絶妙。ズヴェーデンの指揮が非常にわかりやすく、忠実に従うオケの音が官能的だった。

 

真央くんのラフマニノフ、聴くのは2回目だった気がするが、あのお方は本当になんでも弾きこなすねぇ〜としみじみ。天才すぎる。

真央くんと同級生だったという人がYouTubeでエピソードを語っているのを見たことがあるが、生まれ持っての天才なのだなと思った。努力も人一倍してるだろうが、エピソードを聞くとDNAレベルのものなのだろうな。生まれつきどころか胚芽の時点で天才の要素を持っていたのだろうな。

昨日の演奏も完璧すぎて情緒も素晴らしすぎてぐうの音も出なかった。

 

後半の「海」は実は結構苦手な演目だが非常に楽しく聴けた。

やはりズヴェーデンの指揮が的確で丁寧に練り込んだよい音作りをしていたと思う。

ラ・ヴァルスも然り。アンコールのニムロッドはあまりの美しさに昇天。

美しかったが力強さも感じた。

 

う〜ん、全体的にかなり素晴らしかった!

客入りも大変よかった。ほぼ満席。てか完全に満席??真央くん効果もあるのかも。

 

 

さて、今年は海外オケも行くぞー!と意気込んでいたが、息子の吹部の部費が高すぎて節約を誓った汗

中学の塾の夏期講習30万がかわいく見える。吹部は毎月夏期講習状態。

そんなこんなでティレマンもサイモンラトルもウィーン・フィルもお預け。あと3年はお預けかな。ゲルギエフが復活したらもちろん覆して全部行くが。

 

 

 

2026年5月21日(木)サントリーホール

ジョン・アダムズ:ナイーヴ・アンド・センティメンタル・ミュージック(1999)[日本初演]
アイヴズ:答えのない質問
ジョン・アダムズ:ハルモニウム(1980)*

 

指揮/ジョン・アダムズ
合唱/新国立劇場合唱団*

 

 

 

自作自演の貴重な演奏会。

2024年にも都響でのオールアダムズを聞いた。当日はすごいと思っただろうが、やはり現代曲。あまり記憶に残っていない。

 

一昨日は16型大編成ではじまり、アイヴズで拍子抜け、ハルモニウムでまた大編成と極端な編成で聞いているほうも結構疲れた。

1曲目の〜ミュージックは繰り返しの多いミニマルさに色々な楽器の音が加わって非常に複雑。春祭っぽいカオスな部分もあればギターがしっぽりといったシーンもあり。

う〜ん知らない現代曲を聴くのは結構疲れる。とにかく音が多い。

 

アイヴズは謎だらけ。

繰り返し。遠くのトランペット。P席のフルート。指揮者の前でしゃがんでフルートに指示をする人。弦とフルートが一人の指揮者で指示出しできない曲なんだろうか?

すべてが謎。

しかし美しかった。

 

2年前に聞いたのはハルモニーレーレだったが、今回はハルモニウムだ。新国合唱団が素晴らしかった。

こちらも曲も音が多く、大スペクタルな演奏で圧巻されたがヘトヘト。

1曲目と3曲目は別日にやったほうがいい。前半後半ともに大編成大スペクタルだと疲れる。

これがショスタコとか聞き慣れた曲ならまだしも知らぬ現代曲だとなかなかの疲労感。

まあしかしご本人の曲をご本人の指揮で、しかも都響。

贅沢でいい演奏会だった。

 

 

2026年5月12日(火)  サントリーホール 

ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」op.84 序曲
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.16
(ピアノ: チョ・ソンジン)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98

【アンコール】

ラヴェル:マ・メール・ロワ 第5曲 妖精の園(四手ピアノ版)(指揮者とピアニストのピアノ連弾によるアンコール)
ショパン:ワルツ第6番 変ニ長調 Op. 64-1「小犬のワルツ」(ピアノ・アンコール)

指揮:ラハフ・シャニ
ピアノ:チョ・ソンジン
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 

 

ソンジンくんのプロコ2番は、まったく期待していなかったが、めちゃくちゃ素晴らしかった!!!

ソンジンくんと言えばショパン。プロコの力強い不協和音などイメージにないし似合わないので、スルーだなと思っていたが、あれ?おや?おおお!え、すご!と、どんどん前のめりになり、終演とともに拍手喝采だった。

 

「間」や「ため」も結構あったが嫌味なく、この難曲でも余裕を感じた。

いやぁ、意外。ソンジンくんこんな曲も弾けるんだ。。すんごい意外。

アンコールはラハフ・シャニと連弾。

2曲目の子犬のワルツは極上。繊細なコロコロと粒だった音色でやはりショパンが真骨頂と見た。

 

さて、ミュンヘン・フィルといえば当然ゲルギエフ。ゲルギエフと名のつくものはほぼ全て参戦していた。

2015年、18年、そしてゲルギエフが去りソヒエフが指揮した2024年も行った。
ゲルギエフだとかユジャだとかのネームバリューもあったのかもしれない、今日は半分も客が入ってない。ソンジンくんも人気のはずすが……。
というか日本の貧しさも関係しているかもな。かなり寂しい会場だった。

 

コンマスは、ゲルギエフと共にロシアへ行ったヘルシュコヴィチから青木さんへ。

ブラームスは重厚。ただし私の席がホルン目の前でもうずっとホルン。。。w

心地よいと感じた時間はホルンが演奏していない時間だったw

 

本日エグモントからブラ4まで全てにおいて大変満足だったが、意外すぎるソンジンくんの超絶技巧にただただ感心した。ミュンヘン・フィルといえばブルックナーだが、今来日ではブルの文字はなし。

 

来月マツーエフが来日するし、秋にはサンクトペテルブルクフィルも来るし、ゲルギエフ解禁を切に願う。。。

 

 

 

026年5月8日(金)サントリーホール

ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op. 107*
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op. 73

【アンコール】

サヴァンテ・ヘンリソン:ブラックラン(チェロ)

指揮:ミシェル・タバシュニク
チェロ:アンドレイ・イオニーツァ*

 

 

 

ショスタコのチェロが目当てだったが、後半のブラームスが良すぎた。ここ最近1番よかったかも。

最初のラ・ヴァルスもよかった。

しかしやはりブラームスが特筆してよく、いままで聞いた新日本フィルの演奏でダントツ1位。新たに高額な楽器を購入したか?と思うほど。


ラ・ヴァルスとブラは、派手な演出は何もしておらず、ただただ楽器の音色が最高に美しく演出されていたのと、強弱緩急の具合が最高に心地よい。

コンバス、チェロの重低音を筆頭に、それぞれの楽器の最もよい響きを引き出しているように感じた。

演奏がいいのはわかるが音色もいいというのはどういうことなんだろう???買った???

 

ただしショスタコはそうでもなかった。

ソリストはよかった。オケはちょっとダラけているように感じた。そんなことないんだろうけど。自分がショスタコに対して理想が高すぎる偏見か?

ソリストのアンコールが強烈。超弩級の超絶技巧。初めて聞いた曲。

作曲家は62歳で存命。とんでもない技巧の曲で、面白く聴けた。ショスタコよりこっちの方がよかったかなw

 

今日の新日は王子ビルマンと金髪佐々木さん、フルートの野津さんらが不在で寂しかったが、指揮者タバシュニクの音作りに釘付けだった。とんでもない力を持つ高齢の指揮者だった。

コンマスは崔さん。

 

音楽は指揮者。

 

そう確信した演奏会だった。