日フィル 井上 タコ10 横浜 | クラシックコンサート鑑賞日記

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コンサートの余韻を楽しむブログ

2024年5月18日[土] 横浜みなとみらいホール
第397回横浜定期演奏会

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 ト短調 op.126
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 op.93

【アンコール】

カザルス:鳥の歌


指揮:井上道義
チェロ:佐藤晴真

 

 

 

素晴らしい10番だった。

この日で井上さんは日フィルとの演奏会の最後を飾った。

本当かなぁ?

本当に引退してしまうのだろうか。

なんのために?

 

色々とご本人は理由を話しているが、

引退する必要性がないような気がするが、、

体調などあるのだろうか?

1、2年ゆっくりしたら、しれっと復帰してほしい。

 

さて、前半の佐藤くんのチェロ。

また弦が切れた。2回目。以前もリサイタルで弦が切れ、その時はなんとスペアも持っていなくて一旦中断。

会場アナウンスで「お客様の中でチェロをお持ちの方」と流れる。

飛行機の「お客様の中でお医者様はいらっしゃいますか」のチェロバージョンだ(笑)

本番前に文字通り弦が切れるほど、死ぬほど練習しているのだろうが、ちょっと2回もあると。。。

 

演奏自体は素晴らしかったが、オケと音が合っていない箇所も結構あり、ドギマギした。

しかしながら極上の音色。美しい。技術も言うことなし。

 

メインの10番は、最高の出来。

私の好きな「ショスタコをやる時の日フィルの土臭い音」でホールが満たされた。

10番、本当に60分もあるのか?といつも思ってしまう。45分くらいに感じる。そのくらい聞きどころが多く、あっという間に時間がすぎる。

 

オーボエの音がよかった。

他のソロもとてもよかった。

 

井上さんがこれから卒業に向けた演奏をしているというのが実感わかない。

そういや9月だったかN響と服部百音のショスタコ1、2番は謎にチケットが取れなかった。

先行の時点で変な席しかなく、もたもたしていたら完売。

前半ショスタコのヴァイオリンで完売ってそんなことあるか?w

のんびり構えていたのをかなり後悔している。