ネルソンス ボストン響 タコ5 | クラシックコンサート鑑賞日記

クラシックコンサート鑑賞日記

コンサートの余韻を楽しむブログ

2022年11月14日(月) サントリーホール

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47 「革命」

アンドリス・ネルソンス(指揮)
ピアノ:内田光子
ボストン交響楽団

 

 

 

タコ5の第4楽章は快演!

これぞ5番という演奏。

 

第1楽章の煽り部分はゾクゾクして頗る興奮した。

最後の方のホルンとフルートのソロはどちらも若干音を外した。


トランペットは昨日と同じ人だと思われる。あの人、ボストン響で名物になってないかな、本当に音がでかくて巨人が演奏しているかのようだ。普通のおじさんなのだけど。チャイコ響のサモイロフばりに目立っていた。

 

第2楽章も至って普通。特にキレがあるわけでもない。

コンマスのソロももっと流れるように弾いてもよかったのでは。

 

第3楽章はこれまたネルソンスの特徴なのかたっぷりとした演奏。

毎度ネルソンスは聞くたびに必ずテンポを異様に遅く演奏する部分がある。

今日はこの第3楽章。しかし、昨日のマーラーやもっと前のタコ11よりはまだ全然マシ。通常より少しだけゆっくりといった感じか。

 

そしてなんといっても第4楽章。めちゃくちゃよかった!

金管が強い。

超高速すぎというわけでもなく、ちょうどいい塩梅のテンポで聴きやすい。

煽りからのシンバルきっかけでの昇天部分はネルソンスも昇天していた(笑)

今日の第4楽章、かなり理想に近い演奏だった。トランペットはかなり強かかったが(笑)

 

いやはや、、、楽しかった。

ネルソンスももう6回聞いたらだんだんわかってきたな。とにかくどこかの楽章が異常にテンポダウンする。

決めるところは超決めて盛り上げる。

 

さて、前半のベト。初内田光子。写真でしか見たことがなかったが、実物は結構お年を召していた。しかし、とても素敵な演奏だった。

この謙虚で素敵な女性が弾き降りもやるのか、かっこいいなぁと思った。

まったく好きでもなんでもない皇帝なので感想もない、、、汗

 

家族が倒れて一時本当に大変だったが、今はなんだかんだちょいちょいコンサートに行けている。

旅行はまだ厳しいだろうから、コンサートくらいはたまには行かせてもらおう。

頻度が減る分、厳選してチケ取りしようと思う。

 

それにしても、、、ロシアオケが恋しい。

地鳴りのような、怖いシーンが浮かぶようなどす黒い音を出すのはやはりロシアオケだ。