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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート


「中世スイスの隠修士“ブルーダー・クラウス”の巡礼地を

  自分たちの住む、ドイツのこの地に‥。」


 農場経営者、Trudel und Hermann-Josef Scheidtweiler/
   ヘルマン=ヨセフ・シャイトヴァイラー夫妻の、

     ピュアで慎ましくも熱き想いから実現した建築


“ブルーダー・クラウス”の礼拝堂



建築のたびblog +.+mokonote+.+-Kapelle11

■『Die Bruder Klaus Kapelle/ブルーダー・クラウス・野のチャペル』

Peter Zumthor/ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)設計

■ドイツ、ケルン郊外アイフェル地方、

     ライ麦畑が広がるWachendorf/ヴァヒェンドルフ



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土色のコンクリートの外壁が、

  周りの柔らかい自然の色と調和した礼拝堂


野原の間の道を頼りに、

  少しずつ歩を進めます



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程近いところで鍵を開けに来る人物を確認!

※小さく写ってる人、分かりますか?



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【礼拝堂前のアプローチ】

 礼拝堂前に到着し判明するのですが、

   鍵を開けに来たのは、なんとオーナーのヘルマン=ヨセフさんご本人でした


 ちょっとしたサプライズ ナント!!


 まずはご挨拶。。場に温かな空気が流れ、

   言葉は通じなくても通じ合える何かがあり‥、

     こんなところに建築のチカラを感じます



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馬に乗って、朝の礼拝に来た三人の母と娘たち


チャペルには一人ずつ入るのが礼儀の様で、

  建物の裏で交代で待機されていました


+.+つづく+.+

晩秋の十一月霜月。。



建築のたびblog +.+mokonote+.+-薄紅葉

「薄紅葉」~ 我が家の庭の楓より ~



名残の菊見や紅葉狩りなど、

  秋の終わりを愛でるのもこの月ならでは



建築のたびblog +.+mokonote+.+-深山路

■菓銘:『深山路』

■ご製:『達屋』さん



建築のたびblog +.+mokonote+.+-着せ綿

■菓銘:『着せ綿』※真綿で覆われた菊の花。。楽しみにしていた秋の練りきり菓子るん

■ご製:『達屋』さん


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建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート


建築のたびの道すがら、

  およそ15年ぶりに訪れた、

    思い出の建築本専門の書店『大龍堂書店』



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京都在住の学生時分、

  本探しに夢中になったサロンスペースのある本屋


■『Salon de TAIRYUDO/大龍堂書店』

■改修:吉村篤一設計

■日本、京都市中京区新椹木町通竹屋町上ル、

    河原町丸太町の喧噪からひと筋ふた筋入ったところ


頃合いを見て珈琲を淹れてくれたっけ。。



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あの頃と変わらぬ佇まい


ファサードをぼんやり眺めていると、

 “畳”がひとつのモデュールに見えてきました


畳を四枚敷き並べたとして‥、

  右から2枚目の畳は格子の引戸


その、べんがら色した格子の引戸を開けると、

  まっすぐ奥に二代目店主の執務空間があるのですが、


組子の見付幅や間隔は、

  通りから店主の様子が見えるか見えないか‥、

    現場で探りながらサイズが決まったそうです



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H型鋼を三段面落ちさせ、

  周囲三方を門型に囲う鉄骨フレームの構成は、

    シャープな陰翳と奥行感を創出しています



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町屋の軒先から、

  そ~っと挿入された鉄の箱


建築本、建築雑誌、デザイン本、お茶の本。。

  そして、本屋のいい香り



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お宝本に、めぐり逢えそうでしょ ♥akn♥

~ 一期一會 (いちごいちえ) ~ 《床の掛物の書より》



十月神無月。。

  茶の湯では、風炉が終わる名残の月


点前座の中央に風炉が移されますが、

  これには、“暖”を客人に寄せる“おもてなしの心”が込められています



稽古では、

  細水指で中置(なかおき)のお点前を‥




建築のたびblog +.+mokonote+.+-小きんつば

■菓銘:『栗 小きんつば』

     ※木瓜喰籠(もっこじきろう)の蓋を開けると香ばしい香り。。そば粉入りの生地

■ご製:和菓子処『和泉庄(いづしょう)さん



建築のたびblog +.+mokonote+.+-初雁

■菓銘:『初雁』

     ※“水引草”の懐紙に添えて。。

■ご製:『達屋』さん



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日々のできごと。。


建築の旅友の熱いラブコールが叶い、

  その招聘に応じてくれた“坂 茂”氏の講演会()が、

    広島で開催されました


2012.10.11

「作品づくりと社会貢献の両立をめざして」


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 :+:紙管

 :+:コンテナ

 :+:カーテン

 :+:ピクチャー・ウィンドー

 :+:シャッター

 :+:木の架構


およそ30年間にわたる作品群と共に語られたモチーフ


これらのモチーフを、

  建築のマテリアルとして繰り返し用いる度に昇華させる坂氏


一貫した、ぶれない仕事に感銘を受けました


現地を見る

  現地で交流する

    そして、「“愛されるモニュメント”を遺したい」


。。と語る、坂氏の言葉がとても印象的でした


★:公開まちづくりセミナー2012

■講師:坂茂氏

■会場:広島YMCA国際文化ホール

■主催:広島県建築士会