「子育て」って、親が子どもに育てられていることだと、常々思っています。
子どもを通して、色々な社会が見えてきます。
「子は親の鏡」と言うけれど、本当に子どもは親にそっくりに成長します。
親のDNAを持っているから当たり前っていえば、それまでなのですが、
習慣、口調、考え方、・・・・・
顔や体系、性格だけではありません。
ありとあらゆる・・・・それも似てほしくないところは、特に似ます。
持って生まれたもの以外にも、家庭内での会話、態度はそっくりそのまま子どもの会話や態度
に出ます。
自分の子どもには、「誰にでもやさしくできる子どもに育ってほしい」と願っていても、
親の価値観が評価重視の学力優先では、誰にでもやさい子どもには育ちません。
そんな親の人間に対する価値は学力=職業だったりしたら大変です。
いわゆる高収入の職業につけた人間は素晴らしく、そうでない人間は・・・と教えられているのです
から、子どもも人を差別するようになってしまします。
また、すぐに怒ったり、切れたりする親に育てられれば、子どももそれを真似るでしょう。
自分の感情を誰にでもぶつける親に育てられれば、どこでも誰にでも怒りをぶつける子どもになる
でしょう。
DNAだからでは決してないのです。
子どもは親を見ているのです。
真似るのです。
お子さんに悩んだ時、まず自分の言動を振りかってみて。
似ていると思ったら、自分が変わる努力をすれば、きっと、子どもも変わるはず。
だって、子どもは親を見て育つのだから。
そうしているうちに、変わって、変わって、親が成長するのです。
それが、「子育て」です。
お子さんの事で悩んで、苦しんで、大変だから、親が育つのです。
そんな親の背中を、子どもはいつも見ています。