すこーしずつですが、カウンセリングセッションに
盛り込んでいたりします。
占星術ってどういうものなのか、
平たく言うと、その人の生まれた日、時間の
惑星の配置によって、性格や運勢みたいなものが、
傾向がわかる
そんな感じの占いです。
(さらに、いま現在の星の配置を加味して
いまこんなことが起こりやすいとか、
傾向をみます)
占いの中でも、タロットのような
直観を使うものとは少し性質が違い、
統計学的な要素があるものです。
テレビや雑誌にあるような
⚪︎⚪︎座はこんな運勢、というよくあるやつ
あれも西洋占星術の一部ですが
そう言った場合は、
太陽星座だけしか見ない占いなので
ほんとにざっくり、です。
(もちろん、執筆している方は、
占星術に精通している方でしょうが、
気軽に読んでもらうコラムとして、
簡素化しているのです)
太陽の他にも、月、水星、金星、木星、土星…
さらに外側の天王星、海王星、冥王星…
場合によっては他の衛星まで
色んな要素を加味して見ていきます。
太陽星座は、決定要素としては
とても大きいのですが、それでも、
そのひと全体の30%くらいでしかないといいます。
当たる、当たらない、というのは
人によって色々感想があると思いますが
それは、見ているものがざっくりでしかないから
という面があります。
さて本題。
西洋占星術のいい使い方。
西洋占星術で出てくるパーソナリティは
そのひとの魂の地図、みたいなものです。
まず、これをポジティブに全肯定するのが、前提。
人は、生まれる場所、両親はもちろん
生まれる日や時間まで
すべて自分で決めて生まれて来ている
と私は考えています。
形而上学の観点や
胎内記憶の話などからも
そうなんじゃないかと思うのです。
ということは
どんな性格でも
どんな境遇でも
それによってどんな困難があっても
自分でそれを選んでいる
ということ。
それを乗り越えた先にあるものを求めて
魂を成長させるために、人は生まれてきている。
(中には、人間的視点では理解できない
ケースもたくさんありますが)
だから、そのひとのありのままは
本当は困ったことではなくて、
あるべくしてある、のです。
実際のカウンセリングのケースを紹介します
(※ご本人に了承を得ています)
あるお教室に通っている方のお話です。
自分は、以前に別件で話したことがあり、
もともと先生とはお知り合い。
そのため、先生に特別視してもらっている
という思いがあり、それが少し嬉しかった。
でも、教室が進むにつれ
先生が他の人とも打ち解けて
フレンドリーに接するようになり
なんだか、自分が取り残されたような
先生を取られてしまったような
奇妙なさみしさに襲われる…
どうして自分はこんなに特別視されたいのか。
なんでこんなに心が狭いのか。
なんでもっとサラッと人間関係を捉えられないのか。
なにかトラウマのせいなのだろうか。
そんなお悩み。
(※恋愛絡みではありません)
うん、確かに何か他の要素で満たされていない部分が、
こういう日常に波及してるのかもしれませんね。
そういう要素もあることでしょう。
で、その方のホロスコープを拝見すると……
アセンダントという、その方が生まれた瞬間の
地平線の星座を見ると…
蠍(さそり)座。
そして、その方が生まれた瞬間の月の星座も
同じ蠍座。
なるほど!!!





アセンダントは、その人の素のキャラ
そして月は、その人の子供の頃の性格
弱った時に出てくる性格などを表します。
蠍座は、水のエレメントに属していて
平たく言うと、すごーーくウエットな感じなんです(笑)
人間関係も、相手と一体化したい☆☆☆
みたいな願望があったりして…
だから、割り切れないし
場合によっては、ちょっと
独占欲のような形で、出てきてしまったり。
それをどういう風に伝えるかと言うと
その性格は、あなたの仕様なんです☆
だから仕方ない!! あきらめて!!(笑)
投げやりなアドバイスじゃないですよ(笑)
そういう風に、さみしいなあとか
先生を独り占めにしたいなあ
って思ってしまう自分を
否定しないであげてくださいね、
ということです。
ほんとはウエットな仕様の性格なのに
ドライな性格に憧れて、それをあるべきものだとして
本当の自分を否定しては、自分がかわいそうでしょう?
まあ、それで他の方に意地悪したりするようでは困るけど(笑)
寂しいなあ~と感じるのは全然OK。
ああ、わたし寂しいのね、と
その感情と自分を、心の中で
ただ抱きしめてあげればいいのです。
むしろそうやって自分の感情をちゃんと感じ切って
処理してあげれば、他の人への妬みなど、
非生産的な二次感情には、飛び火しにくいはずです。
……そういう旨をお伝えしたら、
『そうか、これでいいんだ…
なんだかすごく心が軽くなりました!』
とおっしゃって頂きました

ちなみに彼女の太陽星座は獅子座。
ひとの中心にいるスター性のある星座です。
雑誌レベルの星占いの記述では
上のような性格のイメージはわかりません。
ただ、
太陽は、社会的な顔や元気な時の顔
月は、内面的な顔や元気のない時の顔
そう言った面があるので
もっと元気になれば、さみしんぼの一面は
出てきにくくなるかもしれません。
一見矛盾した性格
でもそういうものを併せ持つのが人間です。
それがあるから
色んなことを感じて色んなものを生み出せるんです。
それをよく表してくれるのが
西洋占星術の、ネイタルチャート(産まれた瞬間のホロスコープ)
なんですね。
おもしろいでしょ?

まだまだ勉強中だけど、
そのうち、入門的な
ワークショップをカフェでやろうかな~
なんて考え中のわたしでした
