カウンセリング ケーススタディ 〜 不登校 | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

スピリチュアル・カウンセリングの事例から。
※ブログに掲載することについては、
ご本人様の了承を得ています


不登校のお子さんをお持ちのお母さまの
カウンセリングを、1年程度続けています。

スピリチュアルといっても、私の話は
自縛霊がたたっておるのじゃ!!プンプン
とかそういう話はあんまりしません。

現実に起こる出来事は、すべて
本人の意識が作り出している、
という前提のもと、

まずはクライアントさんの表面意識、そして
表には出ない潜在意識を、対話を通じて
探って行きます。

そういう意味では、普通のカウンセリングに
限りなく近いかもしれません。


現実は本人が作り出している、と言いましたが
ここがポイントです。

今回相談に来られたのはお母さん。
不登校になっているお子さんではありません。

はじめは、どうしたら娘が変わってくれるか、
学校へ行ってくれるのか、
という感じのお話だったと思います。


不登校のお子さん、というと
そうでない人には、イメージが湧きにくいかも
しれませんが

このお母さんとの対話でわかったことですが
その子が必ずしも、ワガママとか、
問題児、というわけではありません。

むしろ、とても真面目な子。
周りの期待や要望に沿おう、沿おう、
と努力をしている子でした。

それが、本人のキャパシティを超えたときに
何かが弾けてしまい、シャットダウン。


『不登校』という行動は
学校にいくのが普通である、いまの世間においては
『間違った行動』ということになりますが

本人には本人なりの
そうなるべくしてなる、理由があるんですね。


娘が変わって欲しい。学校へ行って欲しい。

それは、『普通でない』行動をしている
子供の保護者としての、肩身の狭さからくる
切迫した切実な思いでしょう。


でも、大事な原則をもうひとつあげると

いくら霊的な裏ワザ(?)を使っても
他人って、変えられないんです。残念ながら。

変えられるのは自分だけです。


そして、話をケーススタディに戻すと

娘さんのキャパオーバーを招いたのは
期待をかけた周りの人間
つまり親御さん自身……でした。

さらに言うと、子供に過度の干渉や
期待をかけるという、行動の原因は

親御さん自身に、人生への満足感、安心感、
自己肯定感が欠けていること、です。


今の自分のままでは、あなたは生きていけない。
あなたは無力だ、というメッセージを、
自分と、子供に無意識に送り続けた。

どんなに頑張っても、どんなに成果を出しても…

満たされることのない、底なしの要求を。


それはお子さんにはもちろんのこと
自分にも、とてもとても可哀想なことを
しています。

自分が、親が悪い。

という言葉だけで済む問題ではありません。


究極的には、お母さん自身が、
自分を肯定、受容して、大切にしてもらうように
変わっていかないと

娘さんの問題が癒されない。

そもそもの発端はそこなので…。


はじめのころは、娘さんに遠隔でヒーリングを
して欲しい、と依頼を受けていました。

自己否定の意識から、過食症の症状も見られる
ようだったので、応急的にご依頼は受けましたが
(一時的に改善はしました)

何度か対話を重ねることで、

ご自分が変わらなければ、
根本的な解決には至らない、
という気づきを、得てくださいました。

『ありのままでいい』
『人間は、生きているだけで、十分』

私が常日頃、いろんなところで
発信していることですが

それを腑に落とせるように、
ヒーリングとカウンセリングを挟みながら
奮闘されています。


娘さんにも、『変わったね』と言われたそうです。

そんな変化に沿って

娘さんも、完全な引きこもり状態から、
少しだけ、学校へ行けるまでになりました。

ただ、娘さん自身もとても心が傷ついて
回復してはいないため、外形的には一進一退です。

とはいえ、同じところには戻っていません。
螺旋のように少しずつ少しずつ、
上に、のぼっています。


私は、本人ではない、という意味の他人なので、
苦しみ自体を取り除くことはできません。
それをやるのは本人しかできないから。

でも、仕事を通して、ということになるけれど
いつかこれを乗り越えられるように
心から、応援しています。


不登校の事例は、本格的に関わったのは
今回が初めてでしたが、

子供の問題行動、もしくは発達に関する悩みの
相談は、たひたび受けています。


細かい点はいろいろ違いがありますが
いずれも、親御さん自身の問題が
反映している部分は多い、
というのは間違いなく言えると思います。

悩んでいる、苦しんでいる人を
責めているのではありません。

親子ともに、そこから抜けて
幸せに生きて欲しいから
その認識を持っていただきたいのです。


私が、最近たびたび子供の問題を口にしているのは
自分が子供を産んだから、だけではなくて

妊娠・出産前後を通じて、この仕事によって
いろんな親子の苦しみをみてきたから、
なのでした。


龍ちゃんを産んだ夜

けがれのない、まっさらな赤子を目の前にして

人の苦しみって、どこから始まるのだろうと


眠れない頭でずっと考えていました。
(出産後に、たくましいでしょうwww)


私は、これをライフワークにしよう、
と思いました。

とはいえ、一人でできることは少ない。


スピリチュアルワークだけではなく
色んな活動を通じて、人とつながって
これを伝えていきたいです。

実は人見知りの、じゃっかんコミュ障だったりするけど(爆

が、がんばる(笑)


そんなことを心に秘めてる
カフェオーナーでした。

ではまた!(^-^)/

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おまけの写真は、この間植物園で撮ったクレマチス。
花は、形は違っても、それぞれがそれぞれで、美しいですね。
人間もいっしょだよ。皆、自分の美しさに目を向けよう。
(…っていう歌をSMAPが歌ってますねドキドキ)