発売日:2022/4/21
文 庫:272ページ
ISBN-13:978-4041123966
入居条件は「霊感があること」という、美しいが
少し変わった洋館アパート、鳳銘館(ほうめいかん)。
爽良は管理人として、幼馴染の礼央に助けられながら、
霊となった住人たちの心残りを癒してきた。
自身の強い霊感を活かして魂を救えることに意味を
見出し始めていたある日、爽良を慕う少女の霊、紗枝が
攫われてしまう。
犯人は管理人代理を務める御堂の妹、依(より)。
爽良は御堂に助けを求めるが、辛い過去から霊への
同情を忌み嫌う彼と対立してしまい……?
番外編では、ついに
「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。」シリーズの、
あの人気男性キャラが登場!
さらに、爽良と礼央の関係にも進展が……!?
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オカルト成長物語 シリーズ第3弾
入居者は全て霊感があるという洋館アパート「鳳銘館」
そこで親しくなった少女の霊:紗枝攫われた。
成仏したとは思えないから、犯人は・・・
第一章 御堂の妹:依(より)に紗枝が攫われた。
何とか呼び出したものの、紗枝は既に依頼者に
売られた後で・・・
第二章 紗枝が囚われている空き家を特定するため
不審火の情報をあつめたり、先輩の力を借りて
何とか特定したのだが・・・
番外編:残響とはじまり
紗枝の奪還に協力してくれた不動産会社に
勤務している玲央の先輩が鳳銘館を訪れた
紗枝が囚われている場所を特定した爽良と玲央。
だが、そこで質の悪い霊に目を付けられた爽良は
違和感を持ちながらも救おうとして・・・
その時の御堂のセリフがよかった。
「自分なら、救えるとでも思った?
思ったんでしょ? 自分なら可哀想な霊たちの話を
きいてあげて みんな救ってあげられる・・・
みたいな舐めたこと。
あまり驕らない方がいいよ。それ、勘違いだから」
まぁ~悪霊に母親を殺された御堂の前で、視えるだけで
何もできない爽良が、庄之助と同じ事をやろうとしても
自殺行為にしか見えないってことだなぁ~
ロンディと一緒にスワローに案内されたのは
裏庭の奥にあったガーデンセットと巣箱
中から出てきた写真たてには、古い写真があって・・・
庄之助の大切なモノ探しがはじまったらしい・・・
玲央の先輩の溝口は、別シリーズの登場人物らしい。
あえて空気を読まないっていう空気の読み方をする
計算でそれができるなんて、羨ましいなぁ
そして、溝口に「不憫すぎ」と言われるくらいに
鈍いところが、イラっとするんですよねぇ
自分の事を好きな男性に、お兄ちゃん扱いはダメでしょ。