コンビニたそがれ堂 祝福の庭/村山 早紀 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2016/12/2
文 庫:334ページ
ISBN-13:978-4591152898

本当にほしいものがある人だけがたどりつける、
不思議なコンビニたそがれ堂。
北国の高校を卒業し、今は街角の洋品店で働くつむぎが、
たそがれ堂で手にしたものは――。
諦めてしまっていた夢の続きを描いた「ガラスの靴」、
老いた人気漫画家と少女の交流がユーモラスな
「神様のいない家」、サンタクロースに手紙を書いた
少年たちの物語「祝福の庭」。
すべてを突き抜けて溢れだす魔法のような煌きと温もり、
大人気シリーズ第6弾!
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シリーズ第6弾

風早の街の 駅前商店街のはずれに 夕暮れどきに行くと
不思議なコンビニを見つけることがあるといいます
大事な探しものがある人は必ずここで見つけられるという
不思議な魔法のコンビニ。今回は3篇を収録

・ガラスの靴
 北国生まれのつむぎは、高校を卒業して風早の
 洋品店で働いている。
 夢を諦めていた彼女が、たそがれ堂で手にしたものは?

・神様のいない家
 母親を喜ばせようと、母が大好きな老いた人気漫画家の
 豪邸を訪れたこずえは、助けを求める声を聞いて・・・
 頼まれたハサミを買いに入ったコンビニは・・・

・祝福の庭
 秀一と幼馴染の圭介は、突然現れたサンタみたいな
 老人を保護したが、記憶を失くしていた。
 慌てて探す二人が入ったコンビニは・・・
 

やはり温かくて優しいお話にウルっとしてしまう。
ウルウルポイントは人によって違うと思うけれど
心がキュンっとする瞬間がある。
その度に、ささくれ立っていた気持ちが緩む感じになります。
すぐにササクレは立ち上がるんですけどね(^◇^;)

今回も(゚O゚;アッ!と思ったことがありましたぁ

ほんの少し氷が交じっているような冷たい風は
育った町の冬の風の匂いをかすかに感じました。

 これわかる!時々ふっと感じる氷というか
 ツララの匂い。時々感じて懐かしくなる。

天人や天女の衣には、縫った跡がない
そこから「天衣無縫」という言葉が生まれた
 言葉は知っていたけど、謂れまで考えてなかった
 天下無双とごっちゃにしてましたぁ(;^_^A

日本という国は、初詣で一年を始め、クリスマスで
サンタを待ち、行く年来る年の除夜の鐘を聴いて
一年を締めくくるようなところ。

 

ホワイト・クリスマス/ビング・クロスビー

 

カバーイラストの三郎さんとねここの2ショットが
ステキ過ぎるぅ~(〃▽〃)ポッ

続きを読みます。