幽世の薬剤師/紺野 天龍 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2022/3/28
文 庫:288ページ
ISBN-13:978-4101802381

異世界×感染爆発。パンデミックの真相は?
薬剤師として働く空洞淵霧瑚は、自身が専門とする
漢方と現代医療の狭間で苦悩していた。
そんなある日、病院からの帰り道で不思議な少女に出会う。
「幽世の薬師様、お迎えに上がりました」
――気が付けば、そこは携帯の電波も届かぬ異界であり、
さらに、謎の感染現象に苦しむ人々が溢れていた。
これは病か。あるいは、怪異か。

現役薬剤師が描く漢方×異世界×医療ミステリー、開幕!
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二度目ましての作家さん。

神薙虚無最後の事件が割と楽しかったので

別の本に手を出してみた。

異世界で薬師で、しかも漢方!
アンテナが反応しました(^◇^;)
長年働いてきた中で、尊敬できる人が一人だけいる。
以前勤めていた会社の専務で薬剤師の資格も
持っていて、しかも漢方を支持していた。
その考え方とかは、ちゃんと覚えている。(^◇^;)
だから、期待していたのですよ。すごく!

が!開けてみると・・・

この作品が好きな人は、スルー願います。
酷評になります。


まず入口は「十二国記」で、迎えに来たのは
ゴスロリ美少女。
入ってからは「犬夜叉」で「かくりよの宿飯」もあって、
結末は「薬屋のひとりごと」や「異世界薬局」
更に独特の怪異のルールがあって・・・(;-_-;)

感染怪異 根源怪異 鬼人・・・
曖昧過ぎてわからない。

漢方の説明はわかり難い。
説明は漢方ではなくて、症状ですね。

漢字を羅列して漢方だと?
せめてルビをふるとかあるでしょう。
完全に読み飛ばしましたよ。

リアルの薬剤師は、分かり易く説明してくれたから
神経質な人に多い、自分で病気を作るという現象も、
納得して受け入れられたんだけど、本作ではそれを
伝染性の怪異にしてしまっている。

怪異は人が創り出すってのは、色んな本で
当たり前のように書かれてると思うのだが・・・
( ̄へ ̄|||) ウーム

シリーズの1作目は、登場人物の説明とかが
あるから、多少は説明っぽい部分もあるのはわかる。
しかし、本作はキャラが弱すぎるから、読んでいて
連想するのが他の小説やアニメのキャラだった。
色んな物語をとりあえず繋げた感じ?

恋愛系に持って行きたいのかもしれないけれど
著者独特のジレッたさとか全然感じない。

本当に10万部突破したのでしょうか?????


薬屋の屋号である「伽藍堂(がらんどう)」

個人的には北森作品の開店休業状態の骨董屋
「雅蘭堂(がらんどう)」の方が好きだなぁ~