発売日:2015/6/23
文 庫:331ページ
ISBN-13:978-4122061231
体調不良を引き起こす呪いの藁人形、深夜の研究室に現れる
不審なガスマスク男、食べた者が意識を失う魅惑の“毒”鍋。
次々起こる事件を、Mr.キュリーこと沖野春彦と
庶務課の七瀬舞衣が解き明かす―が、今回沖野の前に、
かつて同じ研究室で学び、袂を分かった因縁の
ライバル・氷上が現れた。
彼は舞衣に対し、沖野より早く事件を解決してやると宣言し!?
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シリーズ第三弾。
第一話 化学探偵と呪いの藁人形
二卵性双生児で、あがり症の兄と万能の弟
ある日、競技中に弟が倒れ、部屋のベランダには
呪いの藁人形が??
第二話 化学探偵と真夜中の住人
助教が恋心を抱いた学生が、突然、研究時間を
夜中にシフトした。その理由とは・・・
第三話 化学探偵と化学少年の奮闘
癌に侵された老犬を救いたいと願う少年は
沖野の協力で試薬を完成させたが、薬が盗まれた!
第四話 化学探偵と見えない毒
美食探求サークルの集まりで毒物混入事件発生?
他大学から来ていた氷上が舞衣を睨み・・・?
以上4篇を収録。
流れとしては、庶務課に相談事が持ち込まれ、
舞衣が意見を聞くべく沖野の元に向かうって感じですが
今回は、沖野が前にいた大学のライバル:氷上が登場
その時の苦い思い出が回想からわかる。
少しずつ登場キャラのキャラの過去が明かされる?
四宮大学の庶務課の「庶務」は
「なんでもアリ」って意味ですから。
いや・・・舞衣は最初からそうだったよね(^◇^;)
好奇心は猫を殺す(イギリスの諺)
猫には九つの命があり、そう簡単には死なない
生き物とされている。
そんな猫でさえ、好奇心のせいで
命を絶たれることもある
このことわざって、結構使われてますよね
それほどポピュラーな戒めの言葉って事なのねぇ
今回も楽しませていただきましたぁ
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