ページ:515ページ
発売日:2003/8/1
何世紀にもわたって生き続けている謎の貴婦人ミリアム。
ここ180年ほどは夫ジョンと連れ添っていたが、
急激に老い始めたジョンを目のあたりにして懊悩していた。
パートナーを失うことを恐れた彼女は、老衰学の権威
サラに接近し、自身の血の秘密を探ろうとするが…。
恐怖と官能と科学とを融合させ、ホラー小説に
新たな地平を拓いた幻の名作、ついに解禁!
映画「ハンガー」原作。
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初めましての作家さん。
Mirokuさんに頂いた本です。
映画ハンガーの原作だとか・・・
( ̄□ ̄|||)(||||▽ ̄)観てない
まぁ~結構古い作品だからしょうがないか・・・
所謂ヴァンパイアものです。
昔々の吸血鬼ものは、血を吸われた人間が吸血鬼になる。
いつから血を吸っただけでは吸血鬼にならなくなった?
mokko的には、信仰心厚いアン・ライスが、白血病で
お嬢さんを亡くした直後に書き上げた「夜明けのヴァンパイア」
後に映画インタビューウィズヴァンパイア
映画になったのは遅いけど、小説はこちらが先。
血を吸った後に自分の血を与えることで仲間に出来ると。
ヴァンパイア好きとしては、この作品が衝撃的過ぎて
映画を続けて観た上に、小説まで購入し、シリーズで
追いかけたものの、版権が高くて買えなくて、最後の方を
未だに読めていないんだなぁ~
後に日本の超人気女性作家がエッセイに暴言を載せたので
その作家の作品は絶対に読まないと心に決めている
(゚O゚;アッ!初っ端から脱線してしまいましたぁ~
ヴァンパイアもの大好きですからねぇ~
思い入れも半端ないのですよ(;^_^A
本作の主人公は女吸血鬼ミリアム
ただ、吸血鬼とかヴァンパイアという言葉は使われていない。
生きる為に人間の血が必要ってことくらい。
更に数世紀も生き延びているが、同じ種族は、
ほとんど残されていない・・・らしい。
そこでパートナーを仕立てていたのだが、
れもミリアムと同じように生きられるわけではない。
数百年は共に生きるとしても、突然、壊れていく。
今のパートナーのジョンも、その兆候が現れ始めた。
ミリアムが目を付けたのが老衰学の上位研究者サラ。
アカゲザルを使った実験で成果を上げていたのだが
そのサル達に異常が現れた。
まさに、ジョンの症状とそっくり同じに・・・
サラの研究内容から、自分の血液の謎と、壊れかけた
パートナーの謎の解明に近づけるかもしれないと
期待してサラに近づき、病院を訪ねるミリアム。
病院はそれはもう大騒ぎですよぉ~
ヴァンパイアと科学の融合ですよ!
血と眠りの関係を是非とも説明していただきたい!(^◇^;)
本作は、ミリアム、パートナーのジョン、サラと
サラの恋人トムの目線で語られる。
そして・・・盛り上げるだけ盛り上げて・・・
ラストが・・・( ̄△ ̄;)エッ・・?
いやいやいや・・・それはないだろ~
この後味の悪いどんでん返しって、どうなのよ?
確かにMirokuさんが言っていたように、エゲツナイです。
その切り替えの良さも長生きの秘訣ですか?
っていうか、途中からサラ主人公目線になっていたから
衝撃が大きかったです。サクっとし過ぎ・・・
これは別の意味で後を引きそう・・・(-。-;)
続編のラスト・ヴァンパイアもMirokuさんが
レビューを上げているのですが、駄作になっているらしく
レビューを読む限りでは、本を読む気にもならなかったぁ(^◇^;)