東京編 優ちゃん・・・3 | mokkoの現実逃避ブログ

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優ちゃんが見えなくなってからと言うわけではないが、

私は昔から季節の変わり目によく体調を崩す。
特に、春。5月~6月にかけては、情緒不安定に陥る。


盛りのついたネコではないのだが、極度の緊張状態が続き、

常時神経がピリピリしているのだ。
原因はわからないのだが、動物的要素が強いからでしょうと

言われて、それを鵜呑みにしてきた。


そんな感じだから、体調を崩しかけていても気ずかないで、

風邪をこじらせたりしていた。
一昨年の5月。またも風邪をこじらせ、寝込んでいたのだが、

一向に良くなる気配がない。

たまたま電話をくれたトモちゃん(トモちゃん編参照)が、

それは風邪じゃないと教えてくれた。
会いに行くから、駅まで来いと言われ、彼女に会った時、

私は霊を4つも背負っていたそうだ。


彼女とは面白いやり取りが出来る。

彼女が見たり感じたりしたことを、私が

実体験させてもらえるのだ。
彼女は、ただ霊と会話するか、過去のことを

思い出すだけでいいのだ。
そして見せられた詳しい状況を私が彼女に

説明してあげるのだ。

彼女と会って、早速3つの霊を剥がしてもらったが、

残る一つが離れようとしないと言うのだ。
私自身も感覚が麻痺しているため、彼女を通して感じるのも、

黒いボーっとした影のようなものしか見えなかった。

トモちゃんは、離れようとしない霊とコンタクトを取り、

内容を教えてくれたのだが、その内容に

思い当たることがあった。

 

私の予想は当たった。
初めて彼は自分の名前を名のった。

「ユウジ」と・・・
若くして事故で命を失った彼は、事故現場である

マンションの一室で、希望に満ちあふれた私に怒り、

殺そうとしたのだそうだ。
けれど、私がみせた同情で、私だったら自分のことを

わかってくれるだろうと思ったそうだ。


それでも時々連れて行きたい衝動にかられると・・・
そして、私の身の回りに起こった不可解な現象のほとんどが

優ちゃんの仕業であり、男性が私に近づいたときは、

私に霊障を起こして私が自ら男から離れるように仕向けたそうだ。


その日は、説得して、なんとかトモちゃんに取り込んで

貰ったのだが、トモちゃんの方が体調を崩してしまい、

結局優ちゃんは、私の元に舞い戻ってきてしまったのだ。
優ちゃんをくっつけた状態でいるのは私にも優ちゃんにも

よくないことだ。


けれど、浄霊の方法がわからないし、誰に頼めばいいのかも

わからない。
詐欺まがいの霊媒師が多いからだ。
今でも、優ちゃんは私と一緒にいる。

この先、どうなるのだろう・・・