東京編 優ちゃん・・・2 | mokkoの現実逃避ブログ

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金縛りにあった翌日から、私は体調を崩した。
体調を崩すといっても、具合が悪いというだけの

レベルではない!!


最初は猛烈な吐き気で始まった。

食中毒を疑ったが、同じ物を食べた同居人は何ともない。
寝ても起きても胃袋に手を突っ込まれてかき回される感じが続く。
胃薬を飲もうにも、すぐに吐き出してしまう。

水も受け付けない。
更に、今度は目にスリコギの棒を突き刺されたような

激痛が始まる。
痛みと吐き気で気が狂いそうだった。

たまらず、徒歩1分の大きな病院へ・・・
とりあえず検査をするということで、尿と血液を採取。
強めの痛み止めと吐き気止めを貰って帰った。
しかし、まったく効かなかった。


あまりの苦しさに、次の日初めて病院に怒鳴り込んだ!!
検査結果が出ていないということもあり、先生は

赤いセロファンに包まれた痛み止めを出してくれた。
胃がただれるから胃薬と一緒に飲むように言われて・・・

その薬はなんとか効いた。
ただ、薬を飲むためには、一度水を飲んで吐き出してから、

間を置かずに薬を流し込んでうずくまるという方法をとらないと、

吐き出してしまうのだ。
薬が切れるのが恐くて、仕事もできない。

死んだ方が楽になるんじゃないかと、マジで考えた。

10日程で検査結果が出たが、原因不明。
目の痛みを訴えていたので、眼科の方かもしれないと、

紹介状を書いてもらって有名な病院に行ったが、

そこでも検査の結果がおかしくて判断が出来ず、

色んな検査をたらいまわし。


眼科にも2回ほど検査に行って、出た結果が自律神経失調症・・・
ストレスが溜まっている時の診断なら信じたが、

問題は自分で解決した後だったから疑問を持った。
けれど、診断が下ればそれを信じるしかないし、

気持ちも落ち着くもので、実際、診断を貰った直後に

全ての症状が治ったのだ。

あまりに急激な体調の変化に同居人が心配して、

金縛りのこともあるからと、知り合いの田舎の霊媒師に

電話をしてくれた。
同居人は、高校の同級生で、私が霊感が強いことを

知っているのだ。


遠距離霊視の結果は私が思った通り、マンションの工事中に

事故で亡くなった若い子がいるらしい。
それで、供養をするための方法を教えてもらい、

結界も張ってもらった。
しかし、それは完全な方法ではなかった・・・
確かに、その日を通じて優ちゃんが見えることはなくなった。
だけどそれは、私から優ちゃんが見えなくなっただけ

のことだったのだ。
それは、最近わかったことだけど・・・