高校編 背中をよじ登る手 | mokkoの現実逃避ブログ

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体調が思わしくなく、寮のベッドで休んでいたとき
イヤーな気配を感じた。
別に金縛りにあうわけでもなかったので
そのままの姿勢で横になっていた。


その時、腰に何かが触れたような感じがした。
気のせいか?いや、気のせいじゃない。
腰に触れている何かは動いているのだ。


怖いと思って、起きあがろうとした瞬間に金縛りにあった。
横向きのまま、ピクリとも動けない。
背中に神経を集中させていてわかった。
腰から背中へとよじ登って来るのは間違いなく人の手だ!


やがてその手は、背中から肩へとよじ登り
首にかかったところで、スッと消えた。
気配が消えると同時に金縛りも解けた。