ページ:226ページ
発売日:2003/9/19
2003/10/05読了
東京で受験生としての日々を送る凛一。
京都の大学でフットボール部の主力選手として活躍する氷川。
遠く離れていてもこの思いは伝わっているはず―
そう信じていた凛一だったが、京都を訪れた折りに、
氷川の意外な姿を見てしまう…。
絡み合う周囲の人々の思惑、行き違いやためらいをのりこえて、
ゆっくりと心は結ばれていく。
二度とない、ふたりの季節を描く。
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凛一シリーズ第3弾。
京都でフットボール部のQBとして活躍する氷川への想いを
断てないでいる凛一。
氷川の立場を考え、身を引こうとする健気さがたまらない。
その想いが熱くて切なくて泣けますってばぁ~(/□≦、)
会うたびに違う女を連れてる氷川にちょっとむかつく。
叔父の千迅や千尋が凛一を気にかけているということにも
気付けないのか、当たり前だと思っているのか・・・
本当に凛一と周りの人間との関係って
微妙なのが多すぎる。
そんな時、憔悴しきった従弟の正午(まひる)が現れる。
明るかった正午が話すこともままならない状態に・・・
今回も切ないです。色んな切なさが詰まってます。
不器用なほど真っ直ぐな凛一の気持ちが
痛いほど伝わってきます。
凛一と彼等との関係はどうなっていくのでしょうか?
切な過ぎて次を読まずにはいられなくなります。