ページ:226ページ
発売日:2001/11/20
2003/04/27読了
由緒ある華道の家元の、若き跡継ぎである凜一は、
従姉・省子の身代わりになったことから、その男友達 で
フットボール部のエース氷川と出会う。
男同士の淡い想いは、やがて運命的なものに……。
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凛一シリーズ第一弾
初BL作品でした。
そりゃ最初は( ° ▽ ° ;) エッ?
男同士ですか?
そういうのはアリなんですか?って焦ったんだけど
背景が華道の世界なので、格式高いっていうんですか?
そういう日常の描写が美しいのですよ。
情景なんかもレトロチックなのに霞んでいない。
そこに氷川に対する凛一の抑えきれない凛一の想いが
これまた切なかったりするんですよ。
今でこそBLなんてジャンルもあるし、そういう人もいるわけで、
別に私も差別はしないけど、一般的には隠したくなるでしょ・・・
自分がそうだからといって相手もそうだとは限らない。
これが障害になる。
このもどかしさがジレッタイというか切ないんですよ。
予想外に感情移入できました。
読了後は、妙に花を生けたり、あっさりした和食が
食べたくなりました。
4冊完結なので、一気に読んじゃってください。