文庫: 171ページ
発売日: 1994/11
2003/04/21読了
「星降る夜のクリスマス」
毎年、降誕祭の頃になると街の公園に仮設されるルナ・パァク。
今夜までしか使えない券を砂糖菓子と交換しようと
少年に話しかけられ、ミランはついていく。
「仔犬の気持ち」
仔犬が欲しくてたまらなかったミラン。
誕生日のプレゼントにパパが貰ってくれる事になった。
兄は何かと皮肉をいって、いつも喧嘩になってしまうけど・・・
「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」
ニッケル月が空に輝く夜。
浮かれて飛び出してきたシロウサギの後を、
アリスは塗りかけの卵をポケットに忍ばせて着いていった。
「クリスマスの朝に」
マティにとって、今年のクリスマス旅行は少し憂鬱だ。
弟のフランシスを連れていくために、
マティのうさぎ、シルヴェスタを連れていってはいけないという。
そんなマティに、チッカディさんはいい方法を教えてくれた。
クリスマスの話を集めた短編集。
とても薄くて読みやすいです。
異国の童話とか絵本と言ったほうがいいかもしれない。
「ほら、天使が降りてくる。」
天使が羽根を震わせたように雪が降り始めた。
こんな表現が出来ちゃう長野さんが好きだぁ~!
このシーンを想像しただけで鳥肌が立ちました。
「三月うさぎのお茶会へ行く」は「少年アリス」の番外編。
アリスと蜜蜂がアノ不思議な国で活躍します。
登場するお菓子もいつもながら美味しそう。
薔薇の形の砂糖菓子・・・あぁ~食べてみたい(〃∇〃)