吐息雪色/綾崎 隼 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数272P
発売日:2010年11月

ずっと妹と二人で生きてきた結城佳帆は、ある日、
図書館の司書、舞原葵依に恋をする。
真っ直ぐな心で、彼への想いを育んでいく佳帆だったが、
葵依には四年前に失踪した最愛の妻がいた。
葵依の痛みを知った佳帆は自らの想いを噛み殺し、
彼の幸せだけを願う。
届かなくても、叶わなくても、想うことは出来る。
穏やかな日々の中で彼の再生を願う佳帆だったが、
彼女自身にも抱えきれない哀しい秘密があって…。
喪失と再生を描く『雪』の青春恋愛ミステリー。
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シリーズ第4弾

幼い頃に両親を亡くし、福祉施設で育った結城姉妹。
独り立ちできる年齢になり、妹と二人でアパート暮らしを
始める者の、妹が引きこもりに。
妹の自立を促そうとしながらも、仕事に追われて
日々を消費していたが、同僚からの頼みで図書館に
本を返却しに行くことに。
そこで花に水やりをしているスリム長身超絶美形眼鏡の
舞原葵依に一目ぼれ。

初めて話した途端に、辛辣な言葉を返されるもメゲナイ。
彼は図書館の館長で、更には失踪した最愛の妻がいた。
彼の痛みを知った佳帆は、彼の幸せを願うのだが
その思いを知ってか知らずか妹が姉の恋愛に大反対。
この想いの行方は・・・


下手に触るとネタバレになるので、これが精一杯です。
が!久しぶりに恋でもして前に進もうと思った相手が
スリム長身超絶美形眼鏡の図書館の館長とは・・・
前に進むための起爆剤が高嶺の花ですか?
躊躇いも戸惑いもすっ飛ばして速攻トライ。
この時点で既にダメ。
しかも無理だと思いながらも恋が動くかもしれないと
更なる行動に・・・

まぁ~そうしないと物語にならないんだろうけど
勇気もなにもあったもんじゃないくらいに
サクっと行動できてしまうところに疑問符の嵐。
まぁ~そこには秘密が隠されていたんだけど
それでも( ̄△ ̄;)エッ・・?と思う描写もあったり。

館長さんが動き始めた事はよかったと思うんだけど
舞原家の美形一族には違う物語を用意して欲しかった。
更に、第1・2二作で完結していた物語のキャラが登場。
特に第二作の舞原星乃叶が登場していて驚いた。
語られなかった隙間の話かぁ~と思ったけど
さすがに驚きました。

そしてこのシリーズによく出てくる花がスノードロップ
花言葉は希望 このシリーズの核なんでしょうね。

それでもやっぱり、受け入れがたいです。
もう読まないです(^◇^;)
恋愛ものが好きな人にはいいかもしれない。
色んなタイプの想いが描かれてますからね。
あぁ~疲れたε=( ̄。 ̄;)フゥ