ページ数:332P
発売日:2010年05月
ある夜、逢坂柚希は幼馴染の紗雪と共に、重大な罪を
犯そうとしていた舞原星乃叶を助ける。
彼女は紗雪の家で居候を始め、やがて、導かれるように
柚希に惹かれていった。それから一年。
星乃叶が引っ越すことになり、次の彗星を一緒に見ようと、
固い約束を三人は交わす。
しかし、星乃叶と紗雪には、決して柚希に明かすことが
出来ない哀しい秘密があって…。
精緻な構成で描かれた、狂おしいまでのすれ違いが引き起こす、
『星』の青春恋愛ミステリー。
--------------------------
シリーズ第2弾
プロローグ
第一話 満天の星空に君の声が
第二話 流星群と未来の行方
第三話 星降る君の公転周期
第四話 巡り合う星
幕間 初恋彗星
第五話 星の家族
最終話 星空にお祈り
エピローグ
2002年。主人公 逢坂柚希が舞原星乃叶に出会ってから
15年目の27歳。星乃叶を見つめるシーンから始まります。
柚希の両親は幼い頃に離婚して、父親は親友の家の隣に
家を建て、働きに出ている間の柚希の世話は親友の美蔵家が
まかせろ!と引き受けてくれていた。
美蔵家には同い年の紗雪がいて、兄妹のように育った。
12歳の夏、転校してきた舞原星乃叶を、とある理由から
美蔵家で面倒をみることになり、やがて柚希と星乃叶は
恋人同士になり、それでも星乃叶を好きだという琉生と
紗雪の仲良し4人組ができあがる。
翌年の2003年、中学生になった仲良し4人組は流星を見に行く。
そして、次のハレー彗星を4人で見るという約束をかわす。
その年の夏、星乃叶は転校していった。
一カ月に一度の頻度で手紙のやり取りをした柚希と星乃叶。
パソコンが超絶苦手な星乃叶の為でもあったのだが
遠距離恋愛のまま、中学を卒業。
高校に入ってから、柚希と仲良くなった女生徒がいたのだが
柚希には彼女がいるから引いてくれと紗雪が割って入る。
夏休みにバイト代を貯めて星乃叶に会いに行こうとしていた矢先、
星乃叶がアメリカに移住した。
ますます会うことが困難になるのだが、予想外に掛かって来た
星乃叶からの電話に舞い上がる柚希。
やがて大学に進学した柚希は、夏休みに紗雪と一緒に
アメリカへ行く旅行計画を立てる。
星乃叶も楽しみにしてると言っていたのだが、そんな時、
琉生から呼び出され、久しぶりに出かけた先には・・・
小学生で仲良し4人組となった柚希、紗雪、星乃叶、琉生の
大学生になるまでと、それからのお話し。
なんというか、重い・・・
重い想い・・・
執着とでもいうのだろうか?
ある意味、それを貫いたお話しだと思う。
これこそが守るということなんだろうけど
経験が無いから想像するしかないけれど
これは受け止めきれなくて辛いわぁ~
変な意味で引きずりそうです(-。-;)
あと2冊あるんですけどぉ~
まぁ~読むけどさ・・・
カバーイラストは好きだけど、やはり内容的には
避けたいかなぁ~(^◇^;)