占星師アフサンの遠見鏡/ロバート・J. ソウヤー | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

ページ数:392P
発売日:1994年03月

人類同様の知性をもつ恐竜キンタグリオ一族は、世襲制の
国王のもとで中世ヨーロッパ的な文明社会をきずいていた。
アフサンは見習い占星師。宮延占星師の弟子として
勉学にはげむ毎日だが、神を絶対的なものと考え、
森羅万象を非科学的に解釈する師の教えに不満を感じてもいた。
そんな彼が最新発明品の“遠見鏡”を手に観察をはじめたとき、
その眼前に開けた新しい世界観とは。
真実を求める少年恐竜の成長を描く冒険SF。
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初めましての作家さん。

Mirokuさんからいただいた本です
 ↑クリックレビュー

 

朝に慌てて読む本をカバンに入れたもんで
カバーイラストをちゃんと見ていなかったんですよね。
主人公は人間だと思いこんでいて、尻尾?牙?
あれ?っと思って慌てました(^◇^;)
少年恐竜でしたヾ(;´▽`A``アセアセ

彼らが生きる世界は中世ヨーロッパ的な文明を持ち
人類同様の知性も持ち合わせていた。
そういうことなので、自分たちの住んでいる星が
丸い事を知らない。
神の顔を崇めているものすら、単なる惑星にすぎないことを
知らない。
海を大河だと信じ、航海で東に向かうにも途中まで
その先はないから・・・ということを信じている
神は絶対で、古くからの教えも絶対

そして古くからのしきたりにより巡礼の旅に出るのため
宮廷占星師見習いのアフサンは恐竜狩りに参加し、
死ぬ目にあいながらも大活躍し
無事に帆船による巡礼の旅に出られることに。
そこで遠見鏡で神の顔の観察をはじめたアフサンは
今まで絶対だと教えられてきたことに矛盾を感じ
ある結論に達する。
しかしそれを口にすることが恐ろしかった。

船を襲ってきた首長竜?との戦い、強い縄張り意識
そのためのマナーや、尻尾を使ったバランスのとり方とか
細かく説明されているので想像すると面白い

そして古くからの教えに一石を投じた時・・・

あぁ~本当に人間と同じですよね。
一つの文明を築いた時、それを守るのか進化するのかで
大激震がはしる・・・

いやぁ~楽しかったです。
それにしても、目は・・・酷いなぁ~(-。-;)

この話、続編があるようなんだけど、
続きが翻訳されてないらしい
ここでもか!
版権が高くて買えなかったのか?
シリーズの翻訳本を出したら、最後までやってほしい。
未だに続きが読めてない本があるのに・・・(-。-;)
本当に勘弁してほしいわぁ