ページ数:329P
発売日:2015年02月
若き異才の方石職人・白堂瑛介と人々を狂わす
"魔石"をめぐる幻想ミステリ
方石――
人々を魅了してやまない、様々な服飾品に変じることのできる立方体。
この技術のメッカである神与島で、アトリエ・白幽堂を営む白堂瑛介は
17歳の若き方石職人。
方石を学ぶため、東京からやってきた下宿人の少女・黒須宵呼とともに
暮らしている。
そんな瑛介は、本業である方石修繕の傍ら、人々を惑わす石
――魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。
ある日、知人の方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を
追うこととなった瑛介は相棒・猿渡とともに調査を開始する。
しかし、そこには宵呼を巻き込んだ驚くべき真実が隠されていた――。
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初めましての作家さん。
Mirokuさんに頂いた本です。
トラブルにより、アトリエ・白幽堂の白堂瑛介のところに
一時的にホームステイする事になった黒須宵呼。
アトリエといっても、瑛介は修復専門で、宝石を組むことはしない。
それには理由があるのだが・・・
物語は、盗まれた魔石を取り戻すところから始まるんだけど
盗人の黒幕は、とある目的の為に魔石を集めている。
方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を
調査することになった瑛介と相棒の猿渡。
そこに黒須宵呼が絡んできて、後半はドタバタに・・・
とまぁ、サクっと説明すると、あまり面白そうじゃないけど
これは結構好きだったりする。
この方石の仕組みが面白い。
森岡 浩之の「夢の樹が接げたなら」を連想しました。
これは言語デザインの話だったんだけど
こういう職人系の話には、何故か惹かれるんですよねぇ
mokkoの脳内では、修復する時の様子が美しく描写されてました。
そして黒幕が怖すぎるぅ~っていうかキモイ!
一番驚いたのは、瑛介は・・・
(゚ロ゚;)エェッ!?そうだったの?
これにはさすがに驚きましたよ。
作中に出てきた、男の人は「本」で
女の人は「楽器」 なるほどねぇ~
で、全然内容に関係ないんだけど、誤植っていうの?
女性同士の会話なのに、片方が瑛介と書かれてて
しかも「わたし」とか言ってるから読んでて吹いた
(●≧艸≦)
続きが読みたいと思って、レビューをチラ見したら
どうやら3巻で完結らしく、しかも好きな感じじゃない。
納得いかないけど泣けるって・・・
これは絶対に引きずるなぁ~と思ったので
続きを読むのは断念しました(^◇^;)
だって、引きずるのは結構辛いですからねぇ
ってことで、なかなか楽しめました(p^_^q)