妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだが
やせぎすの青年、絶対城阿頼耶。
黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む
人々からの相談が後を絶たない。
季節は春。絶対城が根城にする東勢大学文学部四号館四階、
四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。
彼女の名前は湯ノ山礼音。
原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ―。
四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ。
東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・
絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。
長身色白、端正な顔立ちながら、傍若無人で黒の羽織を
マントのように被る絶対城は、資料室の文献による知識と
巧みな弁舌で、数多の怪異をただちに解決へと導く。
夏休み。絶対城と礼音は織口准教授の誘いで、
とある田舎の集落を訪れる。
そこで二人は、古代より続く奇怪な風習に巻き込まれるのだった。
四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ第2弾。
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Mirokuさんに頂いた本です。
第二弾 ←↑ クリックレビュー
初めましての作家さんです。
妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだが
やせぎすで傍若無人の絶対城阿頼耶。
ルックスと性格は、お約束なんでしょうかねぇ~好みです(●≧艸≦)
っていうか、建築探偵の京介を連想してしまった。(^◇^;)
そしてYシャツに黒ネクタイに黒のスラックスに
何故か黒の羽織・・・これは新しい!いいね(`・ω・´)b
更に、怪奇現象?と思いこんでいる学生達が救いを求めてくると
妖怪蘊蓄を披露して、インチキ祓いをやって料金をせしめる。
うあぁ~詐欺だぁ~。でも、これは有り。
妖怪学の蘊蓄があって、何やら秘密があるらしいのだが
Mirokuさんのレビューでは寸止め放置プレーをされてしまった。
美形大好き。蘊蓄大好きなので、かなり楽しみだったのですよ。
妖怪蘊蓄だけでなく、民俗学的薀蓄もあったりして
その部分だけは結構楽しめるのですよ。
1巻では、原因不明の強烈な耳鳴りに悩まされている
湯ノ山礼音(あやね)が、絶対城を訪ね、あっさりと
その怪異を落ち着かせてくれる。
これがヒロインになるわけだが、長身で合気道二段の腕前で
お人よしだったりする。
で、絶対城の友人の爽やか君がはいって、主役はこの3人。
なかなか良いバランスではないですかぁ~。
更に、お嬢様チックな織口准教授が怪しい行動を取るのだけど
この人も登場人物の一人です。
で、事件なんかに巻き込まれて危ない目にもあうのだが
それはそれで楽しいんだけどね・・・
どうしても受け付けないものがある。
ヒロイン湯ノ山礼音の心の呟きがダダ洩れしてるんですよ。
もうウザッタイったらありゃしない。
その呟きの内容が中学生ですか?ってレベル。
もう最高にイライラしましたよ。イライライラ(((*`皿´*)))イライライラ
こころの呟きのダダ洩れがなければ、楽しめたのに・・・
更に緊張感がないというか、鈍いのでイライラに拍車をかける。
空気読めない?状況判断もできない?わざとか?
確かに、そういう女はいる!いや、いた!
リアルに連想できてしまったから、余計にイライラして
せっかく蘊蓄やら緊迫感を楽しんでいるのに、全てぶち壊し!
これは精神衛生上よろしくない!
シリーズは続いているようですが、これ以上無理です
(;´・ω・`)ゞごめんなさい
蘊蓄はすっごく面白かったですよ。
このヒロインキャラが気にならなければ、妖怪蘊蓄ってことで
民俗学にも引っかけてあって楽しめると思います。
メインキャラって、本当に重要ですよねぇ
(;´_`)トホホ