シリーズ名:講談社MOOK ペーパーバックスK
発売日:2010年01月
すべてがヤバイ!破壊神!榎木津礼二郎!!
読まず嫌い厳禁!一気読み小説
「ワハハハ!馬鹿かお前は!」
戦後の混乱止まぬ頃に異能の超探偵 榎木津礼二郎、襲来!
推理無用、すべての謎を見通して、解決せずに混乱させる……。
京極夏彦×小畑健 超豪華な組み合わせがここに実現!!
小畑健が表紙を担当し、話題沸騰の第二弾!
人気作家・京極夏彦の「瓶長」を収録した、新レーベル。
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シリーズ?第二弾。
「百器徒然袋-雨」に収録されている「瓶長」の榎木津バージョン。
本編は未読です。
前作は釜とカマで、今回は亀と瓶(カメ)(○ ̄m ̄)
榎さんが、変人親父から命令された探し物。
聞いた本人が何を言ってるのかわからなかったらしいが、
とりあえず瓶を探せ!とのことらしい。
その瓶は泰日(たいにち)通商協定を左右するかもしれない?
元子爵だけあって、話がデカすぎる(^◇^;)
そして飼っていたカメも脱走したらしく、ややこしい事に。
語り手の僕は、とりあえず京極堂のところに行くのだが
眉間に皺を寄せながらも、詳しく説明してるところからして
心の底ではワクワクしてるんだろう!
前作でノリノリだったって事は知ってるんだぞ!
今回の肝になるのは、古物商。
あぁ~もうこれ聞くとソワソワするのは何故でしょう。
そうなんです!狐と狸の化かし合いを期待するからです。
が!本作では狐と狸が一方的に収集家を化かします。
家の主人が亡くなってからも、契約だからと売りつけます。
借金が膨らみ続けているのに、持ってくる。
家を継いだ女性は、それでも家を売ろうとはしない。
庭といい屋敷の中といい足の踏み場もないほどの瓶の羅列。
どこもかしこも瓶瓶瓶!
その屋敷のどこかに榎木津が求めている瓶がある?
京極堂始動!
ってことは、憑物落としですか?
魑魅魍魎の正体は?
しかし急がないと、屋敷が乗っ取られてしまいますよぉ~
ヤクザさんまで出て来てますよぉ~
そして榎木津発射!木場さんも発射!
後半の悪ノリとドタバタはお約束ですよね?
京極堂だけでなく、木場さんまでノリノリなんだから
もう楽し過ぎですо(ж>▽<)y ☆
そして、サクっと事件?依頼?を解決する榎木津と
見事に憑物を落として見せた京極堂
やっぱり面白かったです(p^_^q)
何気に思ったのだが、語り手の「僕」って誰だ?
本編読めばわかるのかなぁ~
その前に百鬼夜行シリーズ読まないといけないのだが
ブックカバーがねぇ~・・・ないのよ (;´_`)トホホ
そして、今川が関口の事を説明するのに
「この人(榎さん)に苛められるためだけに親交を
結んでいるような奇特なご仁なのです」と言っていた。
登場してないのに、この扱いって悲し過ぎるぅ~