バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴/藤木稟 | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

ページ数:350P
発売日:2015年10月

 

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトは、
“悪魔憑き”とされる少女の凄絶な変貌ぶりを目にして戦慄する。
一方、ニュルンベルク駅では連日決まった時刻に人が死ぬ
連続不審死事件が発生。
その後、街のいたるところで“悪魔”の目撃情報が報告され、
住民の不安が募っていく。
調査に合流した平賀は驚愕の方法で“悪魔”の正体を突きとめるが―!
一連の事件から導かれた恐ろしい事実とは!?
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バチカン奇跡調査官シリーズ第10弾

 

市長の娘が悪魔憑きとなり、市の教会に助けを求めたものの
エクソシストは圧倒的に不足していて、司祭を通じて
バチカンに連絡が行った。


サウロ大司教の弟子の補佐として、ロベルトがドイツに赴くことに。

(  ° ▽ ° ;) エッ? 講義しか受けてないのに大丈夫なのか?
エクソシストデビューなのか?と、ちょっとワクワクしてしまった。
いくら小説でも、そんなはずないよね(^◇^;)
ってことで、初めて目にした悪魔憑きの少女の豹変ぶりに
ロベルトは驚愕する。

 

一方、平賀は、良太の調子がよくなって外出許可が出たため
休みを取って、家族で外出することに。
父親も平賀も、良太が大好きで、それぞれが良太を色んなところに
連れて行きたくてウズウズしてるのがよくわかる。
本当にステキな家族なんだなぁ~ってつくづく思いましたよぉ~

 

そこでロベルトがエクソシストの仕事の為に
ドイツに行っていることを知った良太は、平賀に
行ってあげた方がいいと助言。
昔から勘の鋭いところのある良太のいう事だからと
ドイツ行きを決定。
良太ったら・・・久しぶりの家族の時間だっていうのに
本当に、天使のような子だわぁ~(´;д;`)ウルウル

 

ニュルンベルク駅に到着した平賀は、構内で魔法円を目にする。
そして目の前の少女がフラリとホーム下へ落下。
寸でのところで、危機を脱したが、少女にその時の記憶がない。
しかも、駅では決まった時間に人が死ぬ事件が連続して発生していた。
魔法円との関わりは?

 

平賀が合流したことで、安心するロベルトであったが
悪魔憑きの症状はひどくなり、体の一部分に瘤のようなものが!
しかも、それは動き回るという・・・
更にロベルト達が来るまでに、一人で悪魔憑きと戦っていた神父が
倒れてしまった。
そこで平賀が提案したのは、とんでもない方法だった。

 

アン・ライスさんの「悪魔メムノック」を思い出しましたよぉ~
毎度、平賀の発想には驚かされるけど、さすがは科学者!
好奇心が原動力っていうのは本当によくわかりました。

 

街中で悪魔の目撃報告がされる中で、見えてくる存在。
そして話は予想外の方向に進みます。
シリーズ第一弾に登場していた神父さんが登場します。
いやぁ~懐かしいですぅ~
っていうか、彼が出てくるってことは、背後に潜んでいるのは
時折耳に入るカルト組織ですねぇ~

 

神出鬼没の奴みたいな輩が他でも色々やってるんですねぇ~
っていうか、あり得る話だから恐ろしい。
カルトにドップリ浸かってしまうと、人の命すら
どうってことないって発想になるんですねぇ~
やはり、人間が一番恐ろしいです。