ページ数:277P
発売日:2012年12月
奇跡調査官の初仕事を終えた平賀は、生物兵器を開発するなど、
危険行動が目立つ天才少年と面会することに。
迷える少年の心を救うため平賀のとった行動とは。
平賀とロベルトとの出会いや、ジュリアの過去も明らかに!
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バチカン奇跡調査官シリーズ 番外編?
メインキャラの過去がわかる4つの短編集です。
最初にメインキャラの説明があって、平賀の説明に笑った(○ ̄m ̄)
「日だまりのあるところ」
シリーズ第二弾で、失われていた記憶を取り戻したロベルト。
その記憶をなくした直後の幼少期から平賀との出会いの話。
今のロベルトからは考えられないけれど、幼少期の彼は
「問題のある子」として扱われていた。
そんな彼が古文書解読のスペシャリストになるきっかけの出会いが
描かれています。
これは、泣けました。
そしてロベルトが必要以上に平賀の世話をやく理由も
きっとそこにあるのだと納得しました。
それにしても、初対面からボケっぷりをかましてくれた平賀に
ロベルトじゃなくても何で??と思ってしまいましたが
これこそが神のお導きってことなんでしょうね(^◇^;)
「天使と悪魔のゲーム」(表題作)
奇跡調査中に、ネットを通して平賀のサポートを行っていて
平賀が正真正銘の天才と認めるローレンのお話し。
バチカンに勤めだした頃の平賀に司祭が依頼したのは
秘密裏に死刑にされるかもしれなかった天才少年だった。
そのローレンとの出会いと、ゲーム中にローレンに語った
平賀が過去に経験した話です。
そうだったのかローレン!
「サウロ、闇を祓う手」
サウロ大司教の過去のお話しです。
彼の師と初めて悪魔祓いの現場に同行した話や
師との別れ。初めて一人で行った悪魔祓い。
そしてロベルトにその才を見出してるというお話。
ロベルト・・・
奴といい、サウロ大司教といい、その言動が気になる・・・
「ファンダンゴ」
何処にでも絡んでいる奴の過去が明らかになる話。
最初は何の話だ?と思って読んでいたんだけど
最後のところでゾっとした。
確かに予測される描写は本編にあったけど
まさかそういうことになっていたとは・・・
これはこの先、予想以上にイライラさせられそうだ(-゛-メ)