バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔/藤木稟 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:404P
発売日:2012年05月

 

大統領選に出馬する若き議員が、謎の死をとげた。
依頼を受けた平賀とロベルトはFBIのビル・サスキンス捜査官と共に、
政財界の要人のみが参加できる秘密の降霊会に潜入し、
事件を捜査することに。
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バチカン奇跡調査官シリーズ第6弾

 

今回の依頼はアメリカ政府からバチカンへの依頼というか
前にFBIが捜査協力したんだから、借りを返せってことで
FBI長官と国務長官の連名での嘆願書が届いたのだから
引き受けざるをえなかった調査である。
むろん、FBIの捜査官はビルである。

 

アメリカ次期大統領候補と言われる若い議員が、
教会で眩い光に包まれた直後に死亡した。
議員には降霊会で、死霊が憑いたとの話もあり、
平賀とロベルトは、ビルと共に悪霊を閉じ込めているという
ゴーストハウス:レイセオンの幽霊屋敷に潜入する事になる。

 

幽霊屋敷が建てられた経緯や増築し続ける様子は
まるでウィンチェスター・ハウスではないのぉ~!!
まずは政財界の要人しか参加できない秘密の降霊会に潜入。
3人の中でビルだけは、FBIの捜査官ではマズイので
偽名を使い、上の役職の人ってことにしてるらしい。
カバーイラストはビルですね。いつもの感じと違うわけだ。

 

降霊会では、さすがに予想のレベルを超えていて
姿だけでなく声まで聞こえ、何らかのメッセージが託された。
事前調査で、議員が降霊会で傷を負っていたと判断した3人は
最小限の証拠集めをしたものの、見取り図なしに動き回るのは危険。
2日目の降霊会中に一人の男が排水溝に流れる水のように消えた。
何がどうなっているのか消化不良のまま幽霊屋敷を追い出される。
何もわからないまま帰るわけにもいかない。
ってことで、滞在期間中は、ビルの実家にお世話になりながら
調査を開始する。

 

若い議員の葬儀の最中に、議員と同じ現象で死亡した司祭。
検死の結果は、議員と同じものだった。
異常に怯える議員の母親は、家の中でも監視されている。
ロベルトはなんとか話を聞くことができるのだが・・・

 

イルミナティやフリーメイソンの事が語られ、
エジソンやアインシュタインまで出てきて壮大な話になってくる。
そして後半に入って、一気に物事が見え始め
二度目の幽霊屋敷への潜入でロベルトに危険が迫る!!

 

そうです!また奴が出てきたんです。
怪しい事件の陰に奴が必ずいる!
ロベルトに言ったセリフが物凄~く気になるんだけど!!
何を知ってるんだ?何を隠してるんだ?
気になるぅ~o(><o)(o><)o

 

いつもながら蘊蓄がこれでもかってくらいにあるんだけど
心霊やオカルト系の蘊蓄は楽しんで読めたんだけど
物理や電子工学系の話は苦痛だったぁ~平賀の暴走ですなぁ。
その理論は実用できるんですかね?と疑問に思ったり・・・

 

ビルの実家での食事の描写をロベルト目線で書いてあるんだけど
美食家のロベルトにしたら、アメリカの田舎の食事は
そうとうに堪えたらしく、自分よりも平賀の胃袋を
心配しているあたり、やはり過保護ですなぁ~

 

そして、平賀の良き協力者のローレンがぁ~
<( ̄口 ̄||)>!!!オーノー!!!<(|| ̄口 ̄)>
そうだったのかぁ~!!
いや、正体よりもその後の行動がショックだ!!
・・・平賀が・・・_凹むだろうなぁ~
更に、ビルの家族にも・・・
ビル・・・大丈夫かなぁ~(-。-;)
色々と心配な結末に心穏やかにはいられないですぅ~