アマンダの影/キャロル・オコンネル | mokkoの現実逃避ブログ

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アマンダの影 (創元推理文庫)/キャロル オコンネル
¥1,260 Amazon.co.jp
訳  者:務台夏子
発行年月:2001年06月
サ イ ズ:452P 15cm

マロリーが殺された?
部下の報告で検視局に駆けつけたライカーが見たのは、
彼女のブレザーを着た別人だった。
被害者の名はアマンダ。そ
の部屋に残されていたのは未完の小説原稿と描一匹。
彼女を死に追いこんだ「嘘つき」とは誰か?
高級コンドミニアムに関連を見いだし潜入するマロリー。
虚飾の下に澱む策謀と欲望を、善悪の彼岸に立つ氷の天使が暴き出す!
シリーズ第2弾。
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テーマ読みラストのヒロインは、アマンダ。
アマンダは主人公ではない。殺された被害者の名前である。
主人公はマロリー。
シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。
どうやら、最初から読んだ方が感情移入できるらしい。

そうか・・・そういうことか・・・
金髪で緑の瞳・・・色素が薄い(^◇^;)
そして美人で盗みの天才で、誰とも馴れ合う事もなく
ある意味、病んでいて、刑事である。(  ° ▽ ° ;) エッ
普通の刑事モノのように、誰かと組んで捜査するなんてことはしない。
いや・・・相棒はいる。アル中だけど・・・
(  ° ▽ ° ;) エッ
そして捜査の為なら、それが違法であろうがおかまいなし。
着実に犯人を追い詰める。

いいのか?そんなんでいいのか?
いや・・・そういう設定は面白い。
どうやらマロリーの正体については、シリーズを通して
少しずつ明らかになっていくらしい。
幼い頃、路上生活を送っていて、更にはとんでもなく恐ろしい
経験をしているというのが少々明かされている。
その後、ある捜査官に拾われ、刑事捜査のノウハウを叩き込まれ、
現在に至るのだが、被害者よりに考えるより、犯人側の思考に
近い考え方をするってのも、その経験があればこそってな感じ。

マロリーは高級コンドミニアムの住人の中に犯人がいると判断。
コンドミニアムに住む知り合いの部屋を借りて住み込み、
更に、アマンダが残した私設小説から犯人に繋がるヒントを見つけ、
表面だけを取り繕っている住人達に心理的な罠を仕掛け、
炙り出していく。

中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが
亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ
伝説のマジシャン・マラカイの話やら、超能力?でモノを飛ばして
義理の母を殺害しようとしている少年との話なんかも紛れ込ませ
ちょっと怪しい雰囲気も漂わせている。

一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ
この話が絡み合ってくるのですよ。
さすがに結末には驚きました。

ストーリーだけを考えると、面白いんだけど
とにかく読みにくい。
初めてってこともあるんだろうけど、やはり翻訳モノというのは
厄介ですよ。
やたらと比喩の表現が多くて、これが詩集ならわかるんだけど
長編小説で形容やら比喩の表現を多発してるもんだから
主人公に感情移入できるできない以前の問題で
ストーリーの流れに乗れないのよ。
おかげですごく時間がかかってしまった。
これの続きは、たぶん読まないなぁ~(^◇^;)

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これにてテーマ読みは終了ですぅ~
今回も翠香さんのおかげで
初めての作家さんとの出会いがありました。
積読本も消化できました。
やはりテーマ読みって、いつもの読書と違って
特別感がありますよね(o^o^o)
主催された翠香さん、お疲れ様でしたぁ~
次も期待してますо(ж>▽<)y ☆

あとで恒例のランキングにまとめます♪