昨日は叔父の三回忌でした。

栃木に住んでいた叔父。
葬儀は栃木でしたが、故人ならびに遺族の希望で一周忌からの法事は彼の故郷「武生」で行われることになりました。

今までなかなか集まれなかったいとこ達。
そしてその子供、はとこ達も叔父の三回忌で一同に会します。

人の死は悲しいものだけど・・
叔母はまだまだ忘れられないだろうけど・・

はとこ達にはあまりその感傷はなく、会ったばかりなのに大騒ぎ。

でも、これでよいのだと思います。

叔父の死が、家族、親族が集まる場を作ってくれました。

おそらく、私が死んでも、それをきっかけに親族の集いが開かれ、人が出合います。

そういうものなのだと、そうやってゆくものだと思います。


mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-はしゃぐはとこどうし

ラストシーン、不覚にも泣いてしまいました。
そんなお客はあまりいなかったと思います。

泣いたのは、たぶん、私が娘二人のリアルな父親だからだと思います。

テーマは「家族」。
奇しくも先日の劇団しようよと同じテーマ。
しかも、その家族から抜け出したい反抗期の若者がいる。
そこも同じ。

自分自身もそうでしたが、20代の前半って、中学・高校の反抗期とは違い、親の庇護のもとから抜け出す。
つまりは意識的「巣立ち」の時期だけに、やはりそういったことをテーマにしがちなのでしょう。

後は観劇後築地さんとも話をしていたのですが、今年東日本大震災があったこともあり、全国民的に「家族」という一番身近で欠かすことのできない存在を意識せざるを得ない状況だからということもあるのでしょう。

あるお城に住む家族、石油王なんだそうです。
異常なまでの父親の愛、いつも家族はいっしょにご飯を食べる。
そんな家族から抜け出したい姉。
石油王を継がずに東京へ出て役者をやりたい弟。
孤児院育ちで家族の温かみを知らずに育った寂しがり屋の姉の彼氏。

そうやって物語は進んでゆきます。
あ、まだ今日も公演がありますから、あらすじはあまりなぞりませんね。

彼らのお芝居はずーっとハイテンション、ずーっと動き続け、まるで手話のように動く。
実は、どちらかというと私たち80年代の演劇に通ずる演技。

「おれも昔こんなだったっけ」っと苦笑いしながら観ていました。

ただ、ハイテンションなのに、抑揚と強弱がないので、前回の公演もそうでしたが、前半がだるくなってしまう。
おそらく、意識的にそうしているのでしょうが、ここがドキドキぼーいずの課題だと思います。
うまい劇団は「引くところ」と「押すところ」を理解しています。

さて、我慢が限界にきた娘は家を飛び出し、挙句の果てに、彼女を追いかけてきた彼氏がお城の裏山に火をつけてしまいます。

雨が降って全焼は免れますが、父親は怒りません。
娘に殴られても怒りません。
それには理由があるのですが、そこは書かないでおきます。
もうひとりのキーになる登場人物がいます。

娘に「死ね」と言われた父親は、「そうか、俺が死ねばいいんだ」とトラックに飛び込みますが・・・・

死なないのです。
死んでしまったら家族を守れないから・・

最後の父親役椎名翔一くんの演技よかったですね。
「子供のことを好きじゃない親なんていない」(ちょっとちがったかな?)
というセリフは真理です。

父親が娘に放つビンタの音も印象的でした。

ただ、今回のテーマは言わばありがちなテーマ。
後はどこまで独創性を加えることができるかもこれからの課題ではないでしょうか。

最後に福田きみどりさん演じるお母さん、テンション高くて抜けてる感じが面白かったですね。
当人とちょっとかぶります。(笑)


mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-ドキドキぼーいず
2週間ちょっと前の話です。

久しぶりに東京で仕事。
ま、月一で千葉には帰っているんですけどね。

で、しかも久しぶりに新宿でうちあわせ。
新宿はもっともたくさん仕事をした街。
飲んだり騒いだり・・・・歌ったり・・・・・踊ったり・・・・・怒ったり・・・・・泣いたり・・・・・・・吐いたり

しました。

さて、相変わらずの新宿東口を抜け、西口側にガードをくぐったところにあります思い出横丁に東京のメンバーと起きました。

こちらにある「きくや」さん。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-思い出横丁きくや

いわゆる東京下町独特の元祖チューハイがあります。

レモンとかライムとかいれません。
でも、うっすら金色なんです。

諸説あるのですが、梅シロップのようなものが入っているとのこと。
「天羽の梅」っていうチューハイの素が売られていますが、これもそのひとつです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-きくやのチューハイ

で、これがなんともいい味わいでおいしいんです。
で、しかも揚げ物とかにあうんですよね。

昔、向島に住んでいたときも、浅草や曳舟で飲んだ下町のチューハイ。
関西ではなかなか味わえません。
いやー堪能しました。

こんなチューハイが好きだというただそれだけの話でした。
昨晩は中秋の名月。
MCEIの某理事長が歌を奉納するというので行ってきました。

京都の各神社で中秋の名月に日に行われる観月祭。
なんと世界遺産の上賀茂神社が奉納するのは雅楽でも能でもなく

フォークソング。

このギャップがさすが京都ですね。
古いものを守りつつ、でも新しいこともやる。

某理事長といっしょに出演したのは、大阪城ジャグバンド。
といってもオリジナルメンバーは出口さんひとり。
そこにスーパー助っ人バイオリンの曽田先生が加わりセッション。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-大阪城ジャグバンド

お次はFMトリコ。
思いっきり時間が押していたので、かわいそうに2曲だけ。
トリコファンにはちょっと切ない感じでしたね。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-FMトリコin上賀茂

さて、トリは某理事長。
助っ人はバイオリンの曽田先生。
今日はめずらしく「ケメコの歌」はちょっとだけにして、東日本大震災や先日の台風で被災した皆さんへ贈る歌だけにされてました。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-某理事長

某理事長、感極まって歌っている時でした。
それまで雲に隠れていた月が現れました。
まるで、暗闇を彷徨う旅人に道を照らしだすように。

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-上賀茂神社観月祭

すべての人々に、明日は少しでも希望の光がさしますように。
今日はFacebookで「お誕生日おめでとう!」という書き込みをたくさん頂きました。
こんなにたくさんの方からお祝いのメッセージを頂いたのも随分久しぶりです。
これもFacebook効果ですね。

本当にありがたいお話です。
家族を含め周りの皆さんのおかげで無事にまた1つ歳を重ねることができました。

9月11日。
私の誕生日で、実は祖父の命日でもあり、2001年は大きな事件がありました。

あの日、Webの仕事で部下F君と二人会社で残業をしていました。
F君の友人から「とにかくテレビをつけろ」という連絡が入り、つけた途端、煙をあげる貿易センタービルの映像が飛び込んできました。

「映画?」
「ニュースみたいです」
「ええっ!」

と言っている間にもう一機が突っ込みました。
あまりに想像を超えた事件にただただぼーっと映像を見ておりました。

あまりに想像を超えたといえば、今年の3月11日もそうでした。
でも、これは現実なのです。

そのF君は今年会社を辞め、今はマーケティング関連の勉強もしつつ、時々東北へボランティアに行っているようです。

私は募金するんのが関の山でした。
できることをやるしかないと今は思っております。

さて、今日は「私の」誕生日なのに、それにかこつけて家内や娘たちは千葉でケーキを食べているそうです。

なんだかおかしいぞ!

と、思った私は、ひとり、シュークリームを買って食べました。
写真は西大路妙心寺道カドにあるChocolatという小さなお店のシュークリームです。
大変おいしかったです!

mokichi4516こと齋藤秀雄の京都単身赴任生活-chocolatのシュークリーム