余談ですが・・・

私、高血圧で定期通院しておりまして、2か月間、ラーメン味噌汁が全面禁止なったんです。
好物ベスト3の内の2つが全面禁止。
あと一つがお蕎麦&うどんなんですが、これは条件付き禁止になったため、正直かなりへこんでおりました。

ついでにお漬物と梅干もだめです。

まあ、そういいながら2か月間で3回くらいはラーメン食べたんですがね・・・

ところが、今週の通院で先生に「ラーメンってどーしてもだめですかね?」とお聞きしたところ・・・

「だめですよ~インスタントラーメンは。」だって・・・

先生の頭の中では「ラーメン」=「インスタントラーメン」だったようで・・・・オイオイ

ということで、やはり条件付きですがラーメンは再開となりました・・・
味噌汁、漬物、梅干は全面禁止のままですが・・・
感想書かなくちゃ・・・・書かなくっちゃ・・・・zzzzz・・・と寝てしまうこと6日連続。
また、ずいぶんと日にちが経ってしまいました。

さて、昨年3月の旗揚げこそ、東日本大震災の次の日だったためお手伝いどころか観ることすらできませんでしたが、第2回以降は当日のお手伝いをさせて頂いている努力クラブ。
私の大好きな劇団(正確には演劇ユニットかな?)のひとつです。
今回は1日だけですがお手伝いしてきました。

合田君のシュールさはさらに磨きがかかってきましたね。
私、彼のシュールな感じのお芝居大好きなんです。
そして、彼の作品には意味不明の職業や役割の人が出てくるのも面白いところです。
今回は「人見せ」

町で歩いている人に「ちょっと人に見られる簡単なお仕事があるのですが・・・」と騙して連れてきた「人」をステージにあげ、驚いている様を見てみんなで笑いものにするという仕事。

よく考えてみると騙してないんですけどね。
「人に見られることを予期していない」っていいますが、人って案外見られているんですよね。
で、見ているとやはり人って面白い。
それが「素」であればあるほど面白い。

そういえば萩本欽一も素人をテレビに出していた時代がありましたが、彼らがテレビ慣れし始めると面白くなくなりましたね。
そんなことを考えながら観ておりました。

白菜をわが子と思って抱えてあやしながら出てくる女とか、「覗きはあかんぞー」って言いながら出てくる女の人とか、変なダンスを踊る人とか、相変わらずキャラクターの濃い人々が登場し、実にこれが面白い。
話は、「人見せ」で騙された女が、だました「大熊芸能社」の男を探し出し・・・・と話は進む、一方主人公(と思われる男)は「人見せ」で見かけた女を忘れられず、探す。その過程でいろいろなおまけ的な登場人物が現れるのが実に合田君らしい。

ストーリーではなく、エチュード的な展開に頼りすぎているという批判も聞こえてくるが、私はそこに小さなサブストーリーを感じることができて面白いと思う。
できることなれば、そのサブストーリーを小さく展開させる、例えば、白菜をわが子と思って抱えている女性のその次の展開があるとさらに面白いのではないか。
ま、観る人は多少混乱するでしょうが・・・

役者陣はみなキャラがしっかりできていて面白かったですね。
京都ロマンポップからは玉一さんが参加されていて、これがロップでの役とはまたがらっと違う感じでよかったですね。
それから、サワガレの木下ノコシさんが登場していましたが、特異なキャラが面白かったですね。
むしろ、サワガレでの役より努力クラブの役のほうが彼女に合っているような気がしました。
(本人に怒られるかな)

そんなおもちゃ箱のようなお芝居の中で、騙された女がステージ上で目を開く長すぎる静かな時間と、大熊芸能社の男が女に騙されてステージ上で(きゅうりで)刺されてのたうちまわるシーンが異常に長いのは、女の恨みと男の苦しみを対象表現しているある意味ここはこれでシュールなシーンで印象的でした。

ということで、努力クラブますます楽しみになってきました。
今から次回作が楽しみです。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-元・立誠小学校

最近、観劇後すぐ感想が書けなくなっております。
言い訳しますと、結構仕事がバタバタでした・・・・・はい、言い訳です。
さて、11月26日のことですが、月面クロワッサンを観てきました。
月クロは昨年の「望遠鏡ブルース 秋・冬篇」 以来となります。

今回の公演の感想はいろいろなみなさんが書かれた後だとは思うのですが、私もひとまず書かせていただきます。
今回のお芝居は作道さんはじめ月クロの皆さんの決意の作品というだったのだと思います。

ある国のある都市のある宿が舞台。
その国では「夢」を持つことが許されない。
ただ、「そこ」へ行けば夢が叶うと言われていて、「夢」を捨てきれない若者たちがその宿の集い、「そこ」へ向かう最後の夜、その宿で過ごす。
その宿はまた「そこ」から無事に戻ってきて「夢」を叶えた人たちも立ち寄る場所になっていて、そんな人たちの写真が宿には飾られている。
そこで、戻ってきたものは「そこ」がどのような場所なのかを語り始める・・・

「夢」つまりは、月クロの皆さんにとって演劇を続けること。演劇で成功を得ることなのでしょう。
成功の形は様々なのでしょうが、ひっくくって言ってしまうとそういうことなのでしょう。

往々にして、劇団の草創期という時には、自分たちへの演劇への思い、哲学や決意を形にするものがあります。それは劇団自身を描いたり、劇中劇だったりと表現は様々ですが。で、多くのそういったお芝居は、書き手や演り手の気持ちが入りすぎて、観る側を置き去りにしてしまうお芝居が少なくありません。
実は西一風の旗揚げ公演「ラ・ヴィー」もどちらかというとそういった類のお芝居で、残念ながら、観た人たちから高い評価を得られたものではなかったと思います。(それなりに頑張って作りましたが・・・)

さて、月クロさんの「最後のパズル」ですが、私たちの学生時代と比べること自体が大変失礼なのですが、我々とは違い完成度の高いものでした。
特に、キャラクターの立ち方が、私が観た「望遠鏡ブルース」とはかなり異なっていました。
つまりは、役者さんたちがしっかりキャラを作り、作道さんが役者をしっかり活かしたということでしょう。
ボブ・マーサムさんが「トーストマスターズ」の役そのままだったのにはかなり驚き、大爆笑してしまいましたが・・

面白かったのですが、「面白かった」というより、ずっと考えたり、思い出したりしていました。
自分が芝居をやっていた時のことや、芝居から遠ざかった時のことや、そして、会社という組織の中で自分のやることを見つけたり見失ったりしたことを。

だから芝居を観たというより、登場人物と一緒に考えていたといった方が正しいでしょう。

さて、写真は「観終わってから読んでください」と書かれていた作道さんからのお手紙です。
「皆さんに、叶えたい「夢」はありますか?」という問いかけがありました。

「ありますよ。」
ささやかですけどね。

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-月クロの手紙

ライブが終了して2週間が経ちました。
ブログに書こうかどうしようか悩みましたが、やっぱり書こうと思います。
今年は11月11日の開催でした。実は、今年は、酒谷さんはじめ随分いろいろな方にご迷惑をおかけしてしまいました。そして、助けていただきました。
本当に申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。

駅伝ライブとは、京阪七条にある集酉楽サカタニのオーナー酒谷さんが、ユニセフへチャリティー募金を目的として、いろいろなお知り合いのミュージシャンにボランティアでの協力をお願いして開催されているライブです。

私は、第7回の一昨年は観客として、第8回の昨年はスタッフとして参加し、今年はなんと「澤田ケメコと大坂城ジャグバンド」の一員、つまりは出演者として参加しました。
人生どう転ぶかほんとうにわかりません。

さて、今年は残念ながら、雨。
私、なのに滑りやすいスニーカーを履いてきてしまいました。
トップバッターがジャズのビックバンドなので、演奏終了後ダダーッと搬出、当然私もお手伝い。
ベースアンプを抱えて階段を降りたところ、つるっと滑って腰から落ちました。

落ち方が悪く、直後は腰がかなり痛み、その30分後の店頭でのライブ時は、カホンに自分で座れない状態で、応援に来てくださった大坂城の会のみなさんに両側から支えていただいてやっと座るという体たらく・・・

バイオリンの某S先生がたまたま持っていたロキソニンテープをはってくださり、また、大坂城の会のAさんがシップを買いに走ってくださったりとみなさんに助けていただき、なんとかその次の屋内でのライブも終了。
その後しばらく休んで、最後のフィナーレも何とか参加して帰宅しました。

お陰様で骨には異常がなく、打ち身だけで済みまして、あともうちょっとで治るという状態です。
ただ、転落後は全くお手伝いができず、酒谷さんにも澤田さんや大坂城ジャグバンドのメンバーにもしこたま迷惑をおかけしてしまいました。
ほんと、反省しきりです。

ですが、ライブは大雨の中でも大成功、かなりの金額の寄付を集めることができました。
さすが駅伝ライブです。
今年はさっぱりでしたが、来年も出演者で参加させてもらえればいいなと思っております。

さて、写真はわざわざライブを聴きに来てくださった円町某カフェバーの美人オーナーMさん撮影のものを拝借しました。かなり難しい顔をして叩いておりますが、実はかなり腰が痛かったのであります・・・

mokichi4516こと齋藤秀雄の再び京都へ戻ってきました。-駅伝ライブ_大坂城ジャグバンド

いやはや、ここの所ブログの更新が滞っていまして大変失礼しております。

さて、ひょんなことで3月の世界館でのお芝居「天国に一番近い病室」 に出ていた田所工作さんと知り合いになりました。
で、ひょんな流れで、先週の日曜日(11月18日)、その田所さんが主催されるお芝居の当日制作をお手伝いしてきました。

人間、どんな縁がつながってゆくかわかりませんね。

さて、そのお芝居ですが、作品は「難波金融伝ミナミの帝王」の萩庭監督、演出がテノヒラサイズの井之上チャルさんという、すごいメンバーで、このセッティングを田所さん一人の心意気でやりきってしまうところが、すごいなぁと思います。

社会人になって以降、「やろうぜ」なんて言いながら一度も芝居をやることがなかった自分が恥ずかしい限りです。
たしかに、田所さんとお話ししているとついつい「やりましょう」なんて言ってしまいます。
つまりは彼の「想い」がそれだけ強いのですね。

その田所さん、なんとわたくしと4つ違いなんです。
出会ったときはまだ30歳そこそこかと思ったくらい若く見えます。
つまりはそれだけエネルギーがほとばしっているんですね。

さて、お芝居。
話は、28年前の島根の刑務所にある女性編集者がタイムスリップしてしまい、自分を産んですぐ刑務所に入り、その後、仮出所後日航機の墜落事故で死んでしまったため、会うことができなかった母親と同じ房に入るというお話。

タイムスリップした人が、その時代にいきなり存在として受け入れられてしまっているというSF的にはあり得ない設定なのは萩庭監督らしいところ。

役者のみなさんもそれぞれのキャラクターと真っ向取り組んで、一生懸命演じられていました。
その一生懸命さがしっかり客席に伝わってきてとても好感が持てました。

ただ、あえて言うならば、ちょっと演出が単調だったのと、おそらくはリアリティを追求するあまり、演技が間延びしてしまう傾向があり、その分演技の粗が観えてしまう傾向があったかなと思います。

難しいところですが、少し全体を詰めて演じて、後半のよいシーンをゆっくり演じたほうがよかったかもしれません。

ま、わたくしが言うのもおこがましいですが・・

しかし、公演後うちへ帰ってパンフを見てびっくり。私と私がお願いして前日の当日制作をお願いした後輩のTさんの名前が協力に記載されていました。

なんだか、最近パンフに名前をもらうことがチラホラあり、うれしいやら申し訳ないやらです。
ま、こうやって芝居の世界のすぐ近くにいられるというのはほんと幸せです。

あ、写真はバタバタして撮り忘れました・・・すいません。