最近、観劇後すぐ感想が書けなくなっております。
言い訳しますと、結構仕事がバタバタでした・・・・・はい、言い訳です。
さて、11月26日のことですが、月面クロワッサンを観てきました。
月クロは昨年の「望遠鏡ブルース 秋・冬篇」 以来となります。
今回の公演の感想はいろいろなみなさんが書かれた後だとは思うのですが、私もひとまず書かせていただきます。
今回のお芝居は作道さんはじめ月クロの皆さんの決意の作品というだったのだと思います。
ある国のある都市のある宿が舞台。
その国では「夢」を持つことが許されない。
ただ、「そこ」へ行けば夢が叶うと言われていて、「夢」を捨てきれない若者たちがその宿の集い、「そこ」へ向かう最後の夜、その宿で過ごす。
その宿はまた「そこ」から無事に戻ってきて「夢」を叶えた人たちも立ち寄る場所になっていて、そんな人たちの写真が宿には飾られている。
そこで、戻ってきたものは「そこ」がどのような場所なのかを語り始める・・・
「夢」つまりは、月クロの皆さんにとって演劇を続けること。演劇で成功を得ることなのでしょう。
成功の形は様々なのでしょうが、ひっくくって言ってしまうとそういうことなのでしょう。
往々にして、劇団の草創期という時には、自分たちへの演劇への思い、哲学や決意を形にするものがあります。それは劇団自身を描いたり、劇中劇だったりと表現は様々ですが。で、多くのそういったお芝居は、書き手や演り手の気持ちが入りすぎて、観る側を置き去りにしてしまうお芝居が少なくありません。
実は西一風の旗揚げ公演「ラ・ヴィー」もどちらかというとそういった類のお芝居で、残念ながら、観た人たちから高い評価を得られたものではなかったと思います。(それなりに頑張って作りましたが・・・)
さて、月クロさんの「最後のパズル」ですが、私たちの学生時代と比べること自体が大変失礼なのですが、我々とは違い完成度の高いものでした。
特に、キャラクターの立ち方が、私が観た「望遠鏡ブルース」とはかなり異なっていました。
つまりは、役者さんたちがしっかりキャラを作り、作道さんが役者をしっかり活かしたということでしょう。
ボブ・マーサムさんが「トーストマスターズ」の役そのままだったのにはかなり驚き、大爆笑してしまいましたが・・
面白かったのですが、「面白かった」というより、ずっと考えたり、思い出したりしていました。
自分が芝居をやっていた時のことや、芝居から遠ざかった時のことや、そして、会社という組織の中で自分のやることを見つけたり見失ったりしたことを。
だから芝居を観たというより、登場人物と一緒に考えていたといった方が正しいでしょう。
さて、写真は「観終わってから読んでください」と書かれていた作道さんからのお手紙です。
「皆さんに、叶えたい「夢」はありますか?」という問いかけがありました。
「ありますよ。」
ささやかですけどね。
言い訳しますと、結構仕事がバタバタでした・・・・・はい、言い訳です。
さて、11月26日のことですが、月面クロワッサンを観てきました。
月クロは昨年の「望遠鏡ブルース 秋・冬篇」 以来となります。
今回の公演の感想はいろいろなみなさんが書かれた後だとは思うのですが、私もひとまず書かせていただきます。
今回のお芝居は作道さんはじめ月クロの皆さんの決意の作品というだったのだと思います。
ある国のある都市のある宿が舞台。
その国では「夢」を持つことが許されない。
ただ、「そこ」へ行けば夢が叶うと言われていて、「夢」を捨てきれない若者たちがその宿の集い、「そこ」へ向かう最後の夜、その宿で過ごす。
その宿はまた「そこ」から無事に戻ってきて「夢」を叶えた人たちも立ち寄る場所になっていて、そんな人たちの写真が宿には飾られている。
そこで、戻ってきたものは「そこ」がどのような場所なのかを語り始める・・・
「夢」つまりは、月クロの皆さんにとって演劇を続けること。演劇で成功を得ることなのでしょう。
成功の形は様々なのでしょうが、ひっくくって言ってしまうとそういうことなのでしょう。
往々にして、劇団の草創期という時には、自分たちへの演劇への思い、哲学や決意を形にするものがあります。それは劇団自身を描いたり、劇中劇だったりと表現は様々ですが。で、多くのそういったお芝居は、書き手や演り手の気持ちが入りすぎて、観る側を置き去りにしてしまうお芝居が少なくありません。
実は西一風の旗揚げ公演「ラ・ヴィー」もどちらかというとそういった類のお芝居で、残念ながら、観た人たちから高い評価を得られたものではなかったと思います。(それなりに頑張って作りましたが・・・)
さて、月クロさんの「最後のパズル」ですが、私たちの学生時代と比べること自体が大変失礼なのですが、我々とは違い完成度の高いものでした。
特に、キャラクターの立ち方が、私が観た「望遠鏡ブルース」とはかなり異なっていました。
つまりは、役者さんたちがしっかりキャラを作り、作道さんが役者をしっかり活かしたということでしょう。
ボブ・マーサムさんが「トーストマスターズ」の役そのままだったのにはかなり驚き、大爆笑してしまいましたが・・
面白かったのですが、「面白かった」というより、ずっと考えたり、思い出したりしていました。
自分が芝居をやっていた時のことや、芝居から遠ざかった時のことや、そして、会社という組織の中で自分のやることを見つけたり見失ったりしたことを。
だから芝居を観たというより、登場人物と一緒に考えていたといった方が正しいでしょう。
さて、写真は「観終わってから読んでください」と書かれていた作道さんからのお手紙です。
「皆さんに、叶えたい「夢」はありますか?」という問いかけがありました。
「ありますよ。」
ささやかですけどね。