我を棄てて即行し勧然として迎合す | 格言とその意味

格言とその意味

廣池千九郎先生の格言とその意味をUPしていきます。


 ひとたび最高道徳を聴くものは、既記のごとく、自我を没却して神の心に同化しておるが故に、真に国家のためとか、社会のためになるということであったなら ば、いかに自己の感情もしくは利害に反対することあるも、翻然《ほんぜん》として自己の意見もしくは主義を棄てて、先方の意見に従うのであります。
万一、 かくのごとくに神の心を主として進みましたならば、一見不利益のごとくなれど、自己の新運命は必ずその中から開けてくるのであります〈第一巻第十四章第七 項第二節及び第十五章第二項第五節参照〉。

               広池千九郎WEBSITE格言の間より