秩序を確守して自由を尊重す | 格言とその意味

格言とその意味

廣池千九郎先生の格言とその意味をUPしていきます。


 昔の封建時代においては、尊卑の区別を立てて、あまりに階級制度及びこれに付帯する虚礼を偏重したのであります。
しこうして今日は、これに反して、秩序を 無視して自由と平等とを尊重する弊があります。
いま、最高道徳においては、極めて合理的なる秩序を尊重し、しこうしてその秩序の範囲内において、各人に適 当なる自由を与うるのであります。
故に最高道徳的に努力を累積する人は、しだいに社会階級が高くなって、おのずからその自由の分量が増加するのであります から、極めて楽しきことであります〈第一巻第十四章第七項参照〉。

               広池千九郎WEBSITE格言の間より