意なく必なく固なく我なし 人間にこの四つの不完全な精神作用が存在する間は、真に神の慈悲心がその人の心の中に入ることは出来ませぬ。それ故に、この四つの欠点のある人は、平素い かに最高道徳を実行しておっても、重大な事件に遭遇すれば、いかなる豹変をなすかもしれませぬ。それ故に、自我すなわち在来固有の自己の精神を棄(す)て て神の心と入れ替うるということが、最高道徳実行の根本原理であるのです。 広池千九郎WEBSITE格言の間より