読書の知恵を 日常に活かす♪

暮らしの読書コンシェルジュ ますみです。
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昨日の大雪、今日の晴れ。
除雪車のお土産・雪塊を運ぶことから朝は始まりました。全身ダルダルです泣き笑い


アップダウンの合間にある

平坦な道が好きです


穏やかな日常って そんな感じ



突然マイブームになってる河崎秋子さん。

北海道という土地が彼女に書かせているのかなぁと思わされる筆力。甘くないし、ゆるくない。

「好きな作家さん」とは言い難いのだけど、、今まで読んだことがないようなタイプです。


本屋さんで何気なく「鯨の岬」が目に留り、桜木紫乃さんの帯に惹かれました。

これが私の、河崎秋子さん初め。


鯨の岬(河崎秋子)



2編収録されているのですが、表題作よりも、もう1編の「東陬遺事」の方が記憶に残りました。

〜あらすじ〜

江戸後期の蝦夷地野付に資源調査のため赴任した平左衛門。死と隣り合わせの過酷な自然の中で、下働きの家族と親しくなり…


江戸時代、すでに野付まで和人の支配が及んでいたのですね。
野付半島は鮭と鰊の量産地で番屋が立ち並び、春には鰊漁の浮かれ騒ぎ。人々が集まり、蝦夷も労働力として働いてたとのこと。

この話の中で印象に残ったのが、満月を見上げて惚けて死んだというエピソード。
月がキレイだなぁ〜と見上げるうちに体が凍りついて命を落とす…ほどの極寒。何て過酷な土地なんだろうあんぐり

身につける衣類も建物も、今の時代よりずーっと寒かったに違いない。それでも多くの人が北海道にやってきた。何でだろうね?

そういう私も札幌を選んで住みつき、「何で?」と聞かれても「何となく惹かれた」
仙台の方が気候的にはよっぽど住みやすいのに…と、今でも思います。



ホント、どれもゆるくない泣き笑い

河崎秋子さん4冊目で「土を贖う」を読んでますが、これまたゆるくない…


北海道の産業の栄枯盛衰

養蚕もミンクも蹄鉄もレンガも…

全然知らなかった




北海道に来て…

千歳生まれのモカコに出会った飛び出すハート



今日もありがとうございますお願い

みんなが元気に幸せでありますように。