前欄にて言及した小学校教具室での出来事よりさらに問題行動と思われる事案が今度は自衛隊を舞台に報じられています。
陸上自衛隊安平駐屯地は2025年6月23日、北海道補給処安平弾薬支処の陸曹長(50代)に停職11か月の懲戒処分を行ったと発表したことが地元メディアに報じられています。それによると陸曹長は2021年2月2日、駐屯地で部下隊員に対してキスをするなどのわいせつな行為を行い、さらに同年5月ごろから2022年5月ごろまでの間、駐屯地内で同じ部下隊員の臀部を触るなどのわいせつな行為を繰り返し、不快にさせたといいます。
************
(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュース 配信
休憩所で2人きり…自衛隊員が部下にキスなどのわいせつ行為 停職11か月の処分 北海道・安平駐屯地
略
目撃者はおらず、2人は休憩所でたまたま2人きりになったところで、わいせつな行為を繰り返していたということです。 処分を受けた陸曹長は「深く反省しています」と話しています。
略
************
例によって自衛隊はセクハラ被害にあった隊員の年齢層と性別そして性的加害をおこなった陸曹長(50代)の性別を公表していません。公表された加害の内容や状況を鑑みると同性への不同意わいせつである可能性はあるのではないでしょうか?
事案は2022年7月ごろ、被害にあった部下隊員の家族から問い合わせがあったことで発覚し、調査が始まっていたそうですが、調査結果が出るまで年月がかかりすぎていると思うのははたして私だけでしょうか?異性への性加害なら調査もより早く終わりそうなところ、上述にて「同性への・・」と記したのはなかなか調査が進まなかったのではないかとの憶測からです。
むろん、加害隊員たる50代陸曹長の性別すら公表しないのですから、全体像を玉虫色にすることで曖昧にしたい自衛隊お偉方の思惑もおのずと知れる、肝心なことを伏せた公表ではないでしょうか?
性別等の公開が被害者特定等につながるとは到底思われません。自衛隊は隊内で従前から行われている任意の負の事柄を隠匿しようとする意図からの性別等の非公開でしょうか?
もし自衛隊以外の国や自治体が公務員の不祥事発覚に際して自衛隊を真似ねた公表の制限に振り切れば、日本の役所の民度もそれなりの低いものになることは明白ですね。
それにしても、キスのみならず臀部を触ることもしていたということですが、よほどその部下が性欲を昇華するほど気に入っていたのでしょうか?以前では黙認等されていた同性隊員あるいは異性隊員へんのセクハラ行為は、現在では到底看過できないものになっていることを隊内で徹底周知していただきたいものです。