教職員による性被害者をダシに保身や正当化を図る横浜市教委の悪しき構造
他にも(デイリー新潮)の報道によると、5月22日、こども青少年・教育委員会が横浜市議会で開かれ、共産党の市議が動員の理由を質問したところ市教委側は「被害者側からの要請」と同じ説明を繰り返し、「被害者側の意向を確認している」とも述べたそうです。
ところが被害者側との具体的なやり取りについては「記録が残っているかにおいては、明確なものはない」と答えたといいます。
音声の録音も文書でのメモも存在しないとなると、説明の信憑性が疑われるのは当然だろうとデイリー新潮。
傍聴動員が発覚し大きく報じられた後も、4件の公判の被害者側から、横浜市教委にそうした意向を伝えたとの証言はオフレコでも一切報じられていません。市議会においても然りでしょう。
もし市教委の言う「被害者側の(教委への)意向を確認している」が事実なら大問題になるや真っ先に出てきて然るべきですね。
加えて(デイリー新潮)は横浜市教委の言い訳が欺瞞であるとする致命的な指摘を産経新聞が記している事を報じています。
つまり、教員が被告ではない児童・生徒へのわいせつ事件の裁判でも多数の職員が傍聴席を埋め尽くし、一般の傍聴希望者が入れない状況を作っていたはずだが、実際は教員が被告の審理のみに傍聴動員がかけられたことを同紙は厳しく指摘していることについて言及しています。
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デイリー新潮 2024年05月25日
【わいせつ教員裁判・傍聴妨害】横浜市教委の説明は“虚偽”…専門家は「本音はバレてしまったか、くらいの感覚で反省などしていない」
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産経新聞の反論
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まさに鋭い着眼点で、『小学校校長による強制わいせつ事件』の裁判を例に取れば、守ろうとしたのは被害者ではなく、被告の校長だと言われても仕方ないでしょう」(同・記者)
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上述二つの観点からも
横浜市教委の暴挙は「一般の方の傍聴する機会を損なう行為」だけに非ず
であることは歴然としているものと考えます。
追記