性被害は普遍的問題@その対処も「恥の文化」等で割り切ることへの違和感 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

テーマに言及する前にインドでのこの種の性被害について言及します。

 

レイプされた少年(14)の多層的悲劇

ではロイターのニュースをリンクしましたが、インドでの男児・少年の同性成人からの性被害についてはニューズウィークも報じていることを知りましたのでリンクしておきましょう。

 

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2018年5月21日(月)18時20分 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

インドで相次ぐ性的暴行事件 誰も語らない「少年被害」

計4画面

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むろんジャニーズ創業者による経年での性加害疑惑も被害者群は男児・少年です。

こうした被害を文化や考え方の違いで、今まで告発等がわずかであったことを一括りにしようとする論もテレビのワイドショーで持論を叫ぶ方より出ているようです。曰く、恥の文化、すぐに訴えない文化、忖度の文化・・・

あげくにはテレビが報じなかった事への代理弁明よろしくのテレビは逮捕起訴があってはじめて報道できるとの前提論ですか。

しかし被害者群を女児・少女に置き換えてこうした論を再読してみてもいきおい無理が生じましょう。

「恥の文化」は「我慢の文化」に転化され、行き着くところは被害の矮小化に他ならないのではないでしょうか。

まるで同一文化に生きる経年の被害者群が自発的に口をつぐんでいるとも読めるのは、いっぽうでは

ジャニーズ現トップが創業者の事を「知らなかった」と表明したことを徹頭徹尾批判する分別を持ち合わせているだけに、私見では犯罪への矮小化にもつながる文化での括り論へは残念に思わざるをえません。

性被害は普遍的なものでその対処も含め文化や国、宗教等々で切り分けられるものではありません。

たとえ以前はそのような気配が確実にあったにせよ時代や民度は着実に進みつつあります。

犯罪被害があれば通報・告発がしやすい方向へ世論をリードするのが文化人や著名コメンテーターへは第一義的な言論であるべきではないでしょうか。