前欄の「触っても先生や親に言わないだろうと思った。」少年へのわいせつ先生の初公判での検察側陳述の関連です。
初公判を報じる記事の中には、被告人は授業中もわいせつ行為に及んでいたとの検察側の主張および
被害少年の保護者の憤懣も報じている記事もあります。
********
(福島テレビ) - Yahoo!ニュース 配信 引用 ※被告人氏名は伏せました
授業中にも男子生徒にわいせつ行為「すべて同意します」元中学校講師の初公判 起訴内容認める<福島県>
元中学校講師の被告(40)は、令和2年10月と令和4年8月にそれぞれ勤務していた小学校と中学校で、教え子の男の子にわいせつな行為をしスマホで撮影した罪に問われている。
冒頭陳述で検察側は、被告は授業中にもわいせつな行為に及んでいたと主張。 被害者の保護者が「被害者の心を傷つけた被告を絶対に許すことはできません」「今後、教員として教壇に立って欲しくありません」と話していることを明かした。
一方、被告の弁護側は「全て同意します」として反論しなかった。
被告は、同様の事件をおこしたとして追起訴されているほか、検察はさらに3月上旬に4件目の事件についても追起訴する予定。
福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet 2023年02月15日 08時40分 引用
わいせつ行為撮影、起訴内容を認める 地裁郡山、元講師初公判
検察側は冒頭陳述で、昨年8月の事件について、片付けを手伝ってもらう名目で男子生徒と2人きりになったと指摘。「親やほかの教員には言わないだろう」と考え、男子生徒の下半身を触るなどのわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで撮影したと述べた。
次回公判は3月16日午前10時から。
********
令和2年10月と令和4年8月にわいせつ等の被害にあった両少年が当時の勤務先の小学校および中学校の教え子であったとここでも明確に報じられています。
こうした被害からくる心的外傷の類は長じても消滅しない可能性もあります。また少年の人権を無視した心無い行為は人間不信の萌芽さえも若い感性に刷り込んでしまった可能性もありましょう。その責任は重大です。
そして、今まで報じられていた犯行現場たる誰もいない音楽室や音楽準備室は授業中ではない時間帯と思われます。しかしわいせつ対象にしてお目当ての少年以外の生徒たちも少なからずいる授業中に悪事に及んでいたことが事実なら相当に教員としての普通の感覚が狂っていたとしか思えません。
3月上旬に追起訴される予定の事案がどういった行為へのなのかは現時点では確証はありませんが、福島県教委がこの事案をHPなどで個別周知していない以上は、メディアの続報に注目することにしましょう。
追記