文春はジャニー喜多川氏」が芸能プロ社長として君臨していた時期、デビュー等を餌に少年へのよからぬ性癖行動のことで裁判闘争を展開した出版社です。
以下過去欄こちらよりの部分再掲です。
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なお文春はジャニー喜多川氏存命中に彼の性癖についての記述をめぐりジャニーズ側から提訴を受けましたが、少年へのよからぬ行為についての係争については実質的に勝訴の判決を得、最高裁も認定したことも付記しておきましょう。
参考
2019.07.10 ビジネスジャーナル 引用
ジャニー喜多川社長・死去、マスコミが報じない「所属タレントへのセクハラ行為」…最高裁も認定
※部分再掲は以上です。
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されば別のこちらへは以下の事も記させていただきました。
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それは、文春を除けば裁判報道さえろくに報じなかったと思われる大手メディアへの批判が裏打ちされていることは明白とも考えます。
※部分再掲は以上です。
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ところが本日配信の「文春オンライン」発信の第三者ライターの新刊本紹介の抜粋記事の後編計3画面はジャニー喜多川をメインとした構成となっていますが、これらを見た限り、私見ではかの御仁の性癖等については言及が見当たりません。
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「君たちに素晴らしいものを観せてあげよう」父親は真言宗の僧侶、朝鮮戦争に出征したことも…ジャニーズ帝国の王「ジャニー喜多川」の肖像 | 文春オンライン
2019年に逝去するも、いまだ存在感が色褪せないジャニー喜多川氏。日本の芸能史を塗り替えたと言っても過言ではない「ジャニーズ帝国の祖」は、どんな人生を歩んだのか?
ライターの戸部田誠氏の新刊『 芸能界誕生 』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 前編 を読む)
略
・記事画面・(文春オンライン) ※第1の画面 配信
・記事画面・(ヤフーニュース)(文春オンラインより)※同 (ヤフーでは計4画面あります。)配信
※ヤフーニュースは読者による各コメントも興味深いものと察します。
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まあ、おそらくはこの新刊本ではジャニー喜多川氏の芸能界における立志伝等を扱っていると思われるゆえに甚だしき負の側面である「あれ」(後述)を捨象したことは同本へはさほど違和感はありません。
よって以下は新刊本の著者たるルポライター氏への私見ではなく、「文春オンライン」編集部へのそれです。誤解なきように。
お分かりですね。 現時点でジャニー喜多川といえば「あれ」の「あれ」に当たる言及が見当たりません。
マスコミをも睥睨していたとも言われるジャニー喜多川存命時にその「あれ」の事を巡り果敢に裁判闘争を展していたのは文春の基軸部門とも言える「週刊文春」でしょう。
翻り今回(文春オンライン) が取り上げた新刊本『 芸能界誕生 』に「あれ」に関する記述があるのかどうかは私は知りませんし知りたいともおもいません。が、すくなくとも文春オンラインは芸能界におけるジャニーズ喜多川氏の功績を抜粋紹介するのであれば、かつて行われた自社の基軸部門とジャニー喜多川側の裁判闘争やその確定判決などを紹介する付帯があって然るべきと思うのははたして私だけでしょうか。
これがジャニー喜多川側と闘わなかったメディアの記事であるなら、ともかく、文春が抜粋記事とはいえ例えば導入部等で「あれ」になんら言及することのない紹介はやはり違和感を感じてしまいました。
ジャニーズ帝国の御大とも言えるジャニー喜多川氏の死後も当該芸能プロダクションはそのタレント力や集客力を思えばメディアへの影響は相当なものがありましょう。
まさか、「文春よ、お前もか?」の様相ではないことを願ってやみません。
ちなみに第3 の画面(※ではヤフーでは第4の画面)の後段には初代ジャニーズの稽古場の模様がルポされていますが、この稽古場で起きたことも当時、法廷にまで発展したことを現「文春オンライン」の編集に携わる各位は御存じなのでしょうか?
参考
54年前、毒牙にかけられた「初代ジャニーズ」――ジャニー喜多川の“セクハラ過去”を再考
(2018年6月6日) - エキサイトニュース 「サイゾーウーマン」より
記事画面(計3画面のうち第2画面です)
追記
みどり共同法律事務所コラム画面より
>裁判所が認定したジャニー喜多川による少年への「淫行行為」 2020年2月
追記