放課後デイサービスの元職員の男(28)による地裁支部で認定された蛮行を反面教師に! | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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被告人〈27)に懲役3年の実刑判決(神戸地裁尼崎支部)

の検証記事が本日、地元紙より発信されています。

 

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2021/8/5 07:30神戸新聞NEXT 引用

「子ども本人を笑う。絶対に許されない」 発達障害児らの裸動画撮影、暴行の放課後デイ職員に懲役3年

 

「警察の方から確認のために写真を見せられた時、涙があふれ出た」

 公判で被害児童の親が代理人を通じ、事件を知った時の衝撃を伝えた。愛する息子が下着を脱がされ、おもちゃのように扱われている様子が映っていた。

 

児童たちは精神的に追い込まれても、助けを求められなかった。1人は髪の毛をむしり始め、別の児童は自宅で無心に児童虐待の動画を検索するようになった。「SOS」を出し続けていたのだ。発覚経緯の詳細は明らかにされなかったが、通学する小学校が異変に気付いた。

記事画面

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男児らのこれほどのSOS発信ですから、心象被害はすさまじいものがありましょう。(彼らがハンディキャップと闘う健気なお子さんたちあることも忘れてはなりません。)

また彼らは、被害自体への不要な羞恥心に苛まれたのではないでしょうか。察するに羞恥心は家庭内だけに限りません。

逮捕時には実名報道もあったりしたものと記憶しております。施設は既に実質的に特定されるに等しく、小学校内でも被害男児らは特化されていることから、もしかかすると友人等からはやしし立てられているのかもしれません。これだけでも相当な被害の残照です。

 

加えて、事件が摘発されても、自分たちが被害者になったことで全国にニュースが行き渡ったことへの、むろん不要な責任感に小さな胸への拘泥が発生しているのかもしれません。

 

それら被害の残照が今後の心身形成過程を経た後も時系列を超えたトラウマとして誰にも語ることなく残ってしまう可能性は捨てきれません。

そうならないよう願うばかりですが、それだけに被告人や共犯者(既報によると施設管理者ですね?)の責任は重大です。また仮にも見て見ぬふりをしたその他の施設関係者がいたのであれば深刻な責任を感じるべきでしょう。

 

被告人は拘留のストレスで適応障害になり、手足がしびれるようになったといい法廷で歩きづらそうに証言台に向かう男はつえを握っていたことも報じられていますが、未成年者に対し性的に悪いことをすればどうなるか、の生きた教材にはなっていましょう、

 

会福祉士の資格を持ち当該施設でセンター長という管理要職の立場にいた被告人は既婚者とも報じられています。そしてこの期に及んでも配偶者の方から温かい激励や叱咤があることは彼にとっては唯一の心の行き所でしょう。こういう奥様がついておられる限りは、彼はまじめに3年間服役すれば仮釈放後の更生は間違いないとも思われます。

むろん、賢明な配偶者は、たとえ刑期が終わっても出所者の被害男児らへの猛省は消えないよう社会的蘇生とともに夫婦で生きていかれることもまた予見できるような気がしています。

 

ともあれ、この事案を放課後等デイサービス施設に通う発達障害児らが通う尼崎市の施設で起きた、施設の不心得者らによる事件として矮小化するのではなく、この事件から他人の非行や制裁を他山の石として踏まえ自分を律していくことが重要なのではないでしょうか。事件は反面教師として活用できるはずです。