横浜市教育委員会による報道記者発表における懲戒処分の公表および地元紙報道によると同市立小学校の20代の男性教諭が9名におよぶ男児へのセクハラ行為が発覚し本日付で停職処分を受け同日依願退職したそうです。
以下に同公表の一部を転載のうえ、続けて地元紙の報道をリンクしておきましょう。お
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横浜市記者発表 概要
令 和 3 年 2 月 2 2 日 教育委員会事務 局
西部学校教育事務所教育総務課
教職員の懲戒処分について
1 事件の概要及び処分内容
所 属 小学校
被処分 者 教諭(男性・20代)
処 分 日 令和3年2月22日(月)
処分内 容 停職1箇月
監督者責任 校長・厳重注意
概 要
当該教諭は、令和2年8月から11月までの間、勤務する学校内において男子児童 9名に対し着衣の上から、ペン先で胸部をつつく、臀部(※でんぶ)に手で触れる等の身体的セ クシャル・ハラスメントを含む不適切な行為をした。
(略)
概要内容(横浜市HPより )
カナロコ by 神奈川新聞"2021年2月22日(月) 17:38
男児の胸もむ 横浜市立小の20代男性教諭を停職処分 引用
男性教諭は同日、依願退職した。
市教委によると、男性教諭は2020年8~11月の授業中や休み時間に、教室や廊下で男児9人に対して、着衣の上からペン先で胸部をつつく、尻を手で触る、手で胸をもむなどのセクハラ行為をした。
セクハラ行為を見た他の児童が養護教諭に相談し、発覚した。男性教諭は「じゃれ合うつもりでちょっかいを出した」と話しているという。
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この先生に勤務校の男児へのわいせつの意図があったのかどうかは無論、市教委による懲戒処分概要や記事だけでは定かではありません。もし男児の局部を手触していたのであればその可能性は強いのですが、臀部や胸を着衣の上からの手触ですから、わいせつ性意図の有無についてはやはり不明といったところなのでしょう。
ただ、養護教諭に通報した他の児童(性別は不明)から見ると、自身の体が手触されたわけではありませんが、嫌悪感に耐えられなかったものと思われます。
このように直接の被手触者ではなくても目撃児童にメンタルな被害を与えかねないのが教師によるセクハラであることは暴力に置き換えて考えてみればわかるような気もします。友人が教師から暴力を受ける光景は長じても負の心象として残るものです。ましてセクハラならたとえ一見、「じゃれあい」など牧歌的な光景であってもなおさらでしょう。
直接触られなくても、他の児童が通常は着衣で覆っている体の部位を優越的な地位にある成人から触られるのを目撃したことに起因する嫌悪や苦しみについて考えれば、手触がたとえ軽いじゃれあいであっても、やはりやってはいけないこととして成人自らが律しなければならないことを象徴する事例ではないでしょうか。
最後に、懲戒処分を受けてもそれが強制的な懲戒免職でない限りは教職を続ける方々がいる中、今回依願退職された横浜市立小学校の先生の潔さだけは是としてあげたいところです。
しかるに前欄で言及した、同じく懲戒免職を免れ、減給一か月の処分を受けた
の先生はどうされるのでしょうかね?
参考
ライブドアニュース
ひろゆき氏が全裸写真撮影教師の処分に呆れ「埼玉県ってヤバい」
この騒動についてひろゆき氏は「埼玉県の県立高校で教え子の全裸写真を100枚撮影した教師は減給10分の1(1カ月)でそのまま教職を続けるそうです」と半ばあきれた様子。