「39歳」の男へは懲役5年判決 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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39歳と70歳の男を未成年者誘拐や強制性交などの疑いで送検・起訴

に判決続報が出ました。

 

2年前の事件ですが、「39歳」の男へは2月17日、大阪地方裁判所は懲役5年の判決を言い渡しました。

同被告は2年前、70歳の男と共謀し、東大阪市の集合住宅の一室で、男子児童(当時12歳)に性的暴行を加え、その様子をビデオカメラで撮影し児童ポルノを製造した罪等に問われていました。(もうひとつの起訴事案は後述の引用報道記事で分かります)

 

これまでの裁判で(※39歳)被告は、(※70歳)被告がやったとされる行為について「共謀していない」などと、一部起訴内容を否認していたともいいますが、17日の判決で大阪地裁は、犯行当時の2人の言動などから共謀を認定したうえ。 「(※39歳)被告が先にわいせつな行為をした上、(※70歳)被告の性的暴行を煽っており犯行における果たした役割は大きい」と指摘したことが報じられています。

 

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(関西テレビ) - Yahoo!ニュース 配信引用

男子児童に性的暴行して撮影 ゲームセンターで「メダル増やせる」と声かけ部屋へ 懲役5年の判決

 

また、2人は大阪市鶴見区のゲームセンターで別の男子児童(当時11歳)に「メダルを増やせるところがある」などと声をかけて(※39歳)被告が借りているマンションの部屋に連れ込んだ未成年者誘拐の罪などにも問われています。

 

共謀相手とされる被告(70)の裁判はまだ判決に至っていません。

また未成年者誘拐の罪については「児童を連れ込むために部屋を借り、そこにメダルゲーム機を置くなどして言葉巧みに行った常習的・計画的な犯行で悪質だ」として(※39歳)被告に懲役5年を言い渡しました。

記事画面

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さて裁判の過程で当時12歳および11歳だったという男児らも証言台に立たされたのでしょうか?二人とも現在は中学生の学齢ですが、両被告が起訴されて以来、裁判に振り回されていたのではないかと懸念しております。

公正な裁判の属性上、たしかに被害者の証言は不可欠なのかもしれませんが、たとえ被告人や傍聴席から見えなくするため覆いの衝立などが設置されたとしても被害内容が内容であるだけに、高い感受性を持つと思われる年齢の少年からしてみれば衆人環視の法廷での発言を強いられたのであれば大変、酷な話だったのではないでしょうか。衝立などがなかったのであればなおさらです。

 

それとも上述のような二次的な受難を避けるため証言は検察が介在する形で書類で行われたのでしょうか。いずれにせよ少年らにとっては忌まわしい出来事を詳細に法廷に伝える作業からの嫌な追憶の荒波は大変耐え難いものであったことでしょうよ。

私は2人に「よくぞ耐えた!」と称賛したい気持ちです。むろん2少年以外でも、証言台に立った少年がいるとすれば同じことを申し上げたいと思うところです。

 

性的暴行などの悪事は直截な被害のみならず上述に代表される付随して生じる被害もあることを忘れてはなりません、そうしたことを思えば未成年を対象とした性犯罪は多重加害であることを知るべきです。

 

追記

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判決ダイジェスト 2021/02/18 大阪地裁

男子児童に性的暴行して撮影 ゲ^ムセンターで声かけ部屋へ

判決概要